第１話～第３話
スタスト「やった～～～！！」
ゴール！！
リザルト
１位スタスト ＋６Ｐ
２位ビーステ ＋５Ｐ
３位ＧＴスペシャル ＋４Ｐ
４位ホワイトセブン ＋３Ｐ
５位チョコバニラ ＋２Ｐ
６位グリーンスター ＋１Ｐ
７位レッドダイアナ ＋０Ｐ
８位清掃車 ＋０Ｐ
ランキング
１位スタスト ２２Ｐ
２位ビーステ ２１Ｐ
３位ＧＴスペシャル １９Ｐ
４位チョコバニラ １６Ｐ
５位ホワイトセブン １５Ｐ
６位グリーンスター １１Ｐ
７位清掃車 １Ｐ
８位レッドダイアナ ０Ｐ
司会「優勝車はスタストさんです！」
ビーステ「負けたか・・。」
スタスト「なんとか勝った！！」
・・あれから４か月が経った。
スタスト「はぁ～。」
ビーステ「なんかつまんねーな。」
スタスト「ＧＰも、お金はあまり貰えないし。」
ビーステ「たまには金儲けまくって腹いっぱい食いたいな。」
スタスト「今の食糧だと物足りないよ。」
この２台はスタストとビーステ。
スタストは去年と今年のＧＰ優勝車。この物語の主役でもある。ボディはマツダユーノスロードスター。
ビーステはスタストのライバル。ＧＰは２位で惜しくも敗れている。ボディはホンダビート。
２台はレーサーで、この街の中でも高レベルだ。
ビーステ「おっ、手紙が来てる。」
スタスト「ふぅん・・。」
（挿絵― ｗｃｖさん 作）
ビーステ「なああぁにいぃぃぃ！？」
スタスト「何かあった？」
ビーステ「この手紙を見てみろ！」
ビーステ様、
どうやらそちらの町ではずいぶんと活躍してるようですね。
今回はこちらの町へのお誘いを申し上げます。
実は、こちらの町では現在、次のＧＰで優勝して私とのバトルに勝つとなんと大統領になることができます。
なので、ぜひ来てみてはいかがでしょうか。
パーツはそちら専用のパーツでは行けないのでこちらのパーツもいっしょに贈っておきました。
しかし、負担がかかるので初期用になっています。ご了承ください。
このパーツをつけて地下通路ではじめの十字路を左、次の十字路を左、次のＴ字路を右、２つ目の十字路を左、道なりに進むと５つにわかれた道があるのでそこを左から２番目。すると光が見えるのでそこに突進すると、着くことができます。
では、お待ちしています。
ｂｙフォレスト
スタスト「で・・行きたいのかよ？初期からみたいだし、もうこりごりだよ。しかも、それお前当てだろ？」
ビーステ「あっ、お前の分も届いてるからさ。」
スタスト「ほんとだ。全く同じ文章・・・。それで、行きたいのか？」
ビーステ「当たり前だろ。わかってねえなー。大統領になれれば裕福になって、ガッポリ食えるだろ。」
スタスト「ああ、なるほど！」
二人はさっそく地下通路へ向かった・・・。
第２話
パーツを交換して地下通路に入った。
いつもならメモ帳で行き方を確かめるんだが今回は手紙をそのまま持ってきた。
ビーステ「・・よし。最後に５つにわかれた道の左から２番目だな。」
スタスト「ふぅ。研究所に行く時並に複雑だな。」
ビーステ「研究所？」
スタスト「あっなんでもないぞ。」
ビーステ「怪しいな。」
スタスト「いや、まあ気にせずに・・。」
ビーステ「おっ、手紙の通り、光が見えてきた。」
（挿絵― ｗｃｖさん 作）
スタスト「突っ込むぞ！！」
ﾋﾞｬｱｱｱｱ!!
気がついたら、なんと踏みしめていたはずの地面がない。
スタスト「やな予感・・。」
視界が見え始めた。
すると二人は空にいるではないか。
ビーステ「なっ！？落ちる！」
スタスト「ひいいいいい！！！！！」
ﾋｭｳｳｳｳ！！
数秒もしないうちに町が見え始めた。
スタスト「ありゃ、あの家の煙突に吸い込まれてる気が・・」
ビーステ「あわわ！煙突に入っていく！！」
ｼｭｳｳｳｳｳ
ドスン！！
スタスト「イテテテテ・・」
Ｑｓレッカー「ありゃ、新人さんだな。」
スタスト「んん・・？レッカーさん？」
Ｑｓ「よっ元気だね。」
ビーステ「元気じゃないよお。」
スタスト「これは何なんですかね。」
Ｑｓレッカー「新人さんが来るためのしかけだよ。」
スタスト「もうちょっと楽な入らせ方してくださいよ。」
Ｑｓレッカー「いや、それをするにはずいぶん費用がかかる。」
ビーステ「ん～費用の問題かぁ？」
Ｑｓレッカー「さて、どうする？」
スタスト「じゃあ・・街に出る・・。」
Ｑｓレッカー「そう言うと思ったよ。」
スタスト「・・はいはい。」
というわけで街に出てみた。
何故、街に出るを選んだかというとさっき落ちてくるとき広大な街を見てしまったからである。
これは冒険心がわいてきてしまう。
ビーステ「どっか草原で休もーぜ。」
スタスト「・・それが先だな。」
さて、まずは草原に行く道を探す。
スタスト「ありゃ、なんでＱｓレッカーが街に・・？」
ビーステ「休憩だろ。」
ゴンゾ「やあ。」
ビーステ「休憩ですか？」
ゴンゾ「ええ？ああ・・・実はこう見えてもファクトリーの仕事やってないんですよ。」
スタスト「ありゃ、そうなんですか。」
ゴンゾ「でもやっぱり将来はファクトリーで働きたいんだよ～。もうあいてる町はないみたいだから、辛抱強く待ってどこかの後継ぎをしようと思ってるんだけど・・。」
スタスト「そうなんですか。」
二人はゴンゾとの会話を終えた。
ビーステ「おっ、町の外に出てる道だ。」
スタスト「よし・・あっと。」
ジェームズ「おおあっ・・。」
危なくぶつかりそうになってしまった。
ジェームズ「あ、突然だけど頼みごとをしてもいい？」
スタスト「ま・・・いいけど。」
ビーステ「難しいことだったら引き受けないけどな。」
ジェームズ「この先に大きな桃の木があるらしんだ。だから・・・」
二人「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！」
ジェームズ「？」
スタスト「ああ、話続けていいですよ。」
ジェームズ「だから、取ってきてくれないかな～♪」
ビーステ「お・・なら、取ってきてやるよ。」
ﾋﾞｭｰﾝ！！
ビーステ「うっしし。いいこと聞いたぞ。」
スタスト「早速、桃で腹ごしらえといこうぜ。」
そんなことを言いながら全速力で走って行った・・。
第３話
ジェームズの言ったとおり、川の近くに大きな桃の木がずっしりと立っていた。
スタスト「あいつは嘘を言っていなかった！」
ビーステ「よっしゃ！食ったるぞ！」
ドン！
ボチャン！
ビーステ「ｲﾃﾃﾃﾃﾃ･･｡」
スタスト「ありゃ、どうやって桃を取ればいいんだろうか。」
桃の木が大きすぎて桃が取れないではありませんか。
（挿絵― ｗｃｖさん 作）
ビーステ「早く桃が食いたい～・・・。」
スタスト「そういえば、さっき「ボチャン！」って音がしなかった？」
とっさに川の方を向く。
すると、桃がどんぶらこっこ、どんぶらこっこと・・・
ビーステ「ありゃ、昔話をみてるわけじゃないよなあ。木にぶつかっておかしくなっちまったか？」
そうしていくうちに桃は遠ざかっていく。
スタスト「とにかく桃をＧＥＴするぞ。」
ザッポン
水中だからか速度が出ない。
ビーステ「こんなんで桃に追いつけるんだろか。」
スタスト「一応じわじわと近付いてるかな？」
だんだん水深も深くなってきた。
ようやく追いついた。そのときだった。
スタスト「・・深すぎて桃にとどかない。」
ビーステ「桃が間近にあるのに食えないだなんて。」
しょうがなく川から出ようとしたんだが、そこから出られないほど土手が急になっている。
桃の木の近くまで来てようやく上がる場所を見つけた。
ビーステ「ますます疲れた～。」
スタスト「あの桃はどこから出てきたんだろう。」
桃の木によりかかる。
ボチャン！
スタスト「お？」
すると、桃がどんぶらこっこ、どんぶらこっこと・・・
ビーステ「あれ、また桃が。」
スタスト「わかったぞ！この桃の木にこうやってタックルすると・・。」
ドン！
ボチャン！
ビーステ「そうか。この木から桃が落ちていたんだな。」
スタスト「多分、タックルしてすぐ川に飛び込めば何とか追いつくんじゃないか？」
ビーステ「よおし。」
ドン！
ボチャン！
ザッポン
スタスト「僕もやるぞ。」
ドン！
ボチャン！
ザッポン
そして・・・
ポコウィ←アイテムＧＥＴの音
ビーステ「やったー！桃！」
ポコウィ
スタスト「桃だぁ～！」
そのあとも、遊ぶように取って食べた。
しばらくすると・・・、
ビーステ「あれ？落ちてこない。」
スタスト「あっ、もう木に桃がなくなってる。」
ビーステ「もっと食いたかったな～。」
というわけで、帰りにプチクラで記念撮影をしてピーチタウンに戻りに行った。
プチクラで撮った写真は、ちゃんと桃がある状態の写真だった。
スタスト「はっ！そういえば！」
ビーステ「何？」
スタスト「ジェームズにあげる約束じゃなかった？」
ビーステ「・・そうだった！」
なんとかごまかす作戦を考える。
スタスト「おっ？こんなとこにも桃の木が？」
ビーステ「でもこれ、畑のみたいだよ。」
スタスト「地主さんに聞いてみよう。」
スタスト達はその地主に桃を１つ貰えないかと頼んだ。
キンセラ「そんなに桃が好きなのか。なら、１つ持って行っていいぞ。ついでにこの畑名物のモモワインもやるよ。」
スタスト「いいんですかぁ！？ありがとうございます！」
こうして、何とか説得することができそうである・・。
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