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小市民伯爵
苦し紛れに書いた「タウンページ」の読書感想文。 平和すぎる世界の地球防衛軍を描いたショート劇場。 脱力必死のシュールなお絵かきがあります
『18歳、新妻、不倫…
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2004.11.27
テーマ： ショートショート。(573)
カテゴリ： カテゴリ未分類
患者 「やけにこじんまりとした診療所だな。まぁ、入ってみよう」
看護婦「ようこそ！いらっしゃいませー」
患者 「うわっ、ここ診療所･･･だよな」
看護婦「今日はどうなされましたか。
あ！やっぱ言わないで。私が心を読みます。
うーん、そうですねー、ずばり体のどこかが調子悪いでしょう」
患者 「（それ以外の理由で病院に来るかよ）」
看護婦「何でわかったんだって顔をしてますね。えへへ。
看護婦をやっていればなんとなくわかってくるものですよー」
看護婦「お客さま、大丈夫ですか」
患者 「お客って言うな」
看護婦「とりあえず、そこの席でお待ち下さい。気が向いたら呼びます」
患者 「気が向いたらかよ！」
看護婦「あと待っている間は、ドリンク飲み放題ですのでご自由にどうぞ」
患者 「そのジュースはどこにあるの？」
看護婦「ここを出たところに自販機があります」
患者 「自分で買うのかよ！飲み放題の使いかたがおかしいだろ。
それよりも、見る限りここ、
俺しかいないのにどうして待たされるんですか」
看護婦「すぐに診断になったら、お医者さんのありがたみが
患者 「そんな理由で！？はやく診て下さいよ」
看護婦「だって、今、忙しいって言うんですもん」
患者 「奥に患者さんが？」
看護婦「いえ。忘年会に向けて、手品の練習をしているんですよー」
患者 「何してるんだよ」
お客さんがわがまま言うんではやく診てあげて下さい」
患者 「わがままって言うな！」
医者 「仕方ないナァ。こっちにきてもらってー」
看護婦「だそうです」
患者 「適当すぎるな。まぁ、ここまで来たなら行きますよ」
医者 「こんにちは。今日はどうされました？
あ、言わなくてもわかりますよ。
手品の助手がしたいんでしょう？」
患者 「何でだよ！決め付けるな」
医者 「ここの箱に入るだけでいいんだよ？そして火をつける。
完全に燃え尽きた所で、あなたが骨になって出てくる」
患者 「死んでるじゃないか！！そんなの手品じゃないよ」
医者 「みんなびっくりですよ」
患者 「意味が違う！」
医者 「次の手品はね、あなたがそこに立って、私がメスを投げる。
それをあなたが口でキャッチする」
患者 「手品の意味を辞典で引いて！お願いだから」
医者 「できると思うんだけどナァ」
患者 「出来ないよ」
医者 「晴れてても？」
患者 「晴れてても無理だから」
医者 「怪我をしても医者だから助けられるかもよ？」
患者 「その前にメスを投げるなよ！それよりはやく診察して下さいよ」
医者 「わかりました。仕方ないですね。口を大きく開けて」
患者 「あーー」
医者 「１オクターブ高く」
患者 「あーーーーって、患者で遊ぶな！」
医者 「次は上を脱いでください。私も脱ぎますから」
患者 「脱ぐなよ！いい加減にしろ」
医者 「うーん、これは風邪ですね」
患者 「そんなこと初めからわかっていますがね」
医者 「とりあえず注射しておきましょう」
患者 「注射ですか」
医者 「えぇ。看護婦を呼ぼう。おーい」
看護婦「呼びましたか？」
医者 「ちょっと君、彼に注射を打ってやって欲しい。
前見たいに空気注射するなよ」
看護婦「はーい☆」
患者 「こえーーー！！」
医者 「あ、よく誤解されているけど、静脈に空気を
ちょっとやそっといれたくらいじゃ、死にませんよ」
患者 「そうなんだ」
医者 「その患者は死んでしまったが」
患者 「まじかよっ！！」
看護婦「注射は初心者ですけど、がんばりまーす。
痛くても初心者だから仕方ないですよね」
患者 「仕方なくないよ！
初心者というのを免罪符みたいに使わないでくれ」
看護婦「注射、いっきまーす！」
医者 「ぎゃ！！私に注射するなよ！また目をつむってやったろ」
看護婦「すいませーん。私、注射怖くて。
今度はちゃんと狙います。心の目で見ます」
患者 「ちゃんと目で見てくれ！
というか、注射はもういいよ。危険すぎる」
医者 「仕方ないナァ。それでは薬を出しておきますね。バファリン」
患者 「ちょっと！それじゃ、ここに来た意味がないじゃないですか」
医者 「市販のものと病院のものは大差ないよ」
患者 「でもありがたみがないんですよ」
医者 「出せないものは出せない。
だって、免許もってないから･･･」
患者 「あんた医者じゃないのかよ！」
看護婦「ようこそ！いらっしゃいませー」
患者 「うわっ、ここ診療所･･･だよな」
看護婦「今日はどうなされましたか。
あ！やっぱ言わないで。私が心を読みます。
うーん、そうですねー、ずばり体のどこかが調子悪いでしょう」
患者 「（それ以外の理由で病院に来るかよ）」
看護婦「何でわかったんだって顔をしてますね。えへへ。
看護婦をやっていればなんとなくわかってくるものですよー」
看護婦「お客さま、大丈夫ですか」
患者 「お客って言うな」
看護婦「とりあえず、そこの席でお待ち下さい。気が向いたら呼びます」
患者 「気が向いたらかよ！」
看護婦「あと待っている間は、ドリンク飲み放題ですのでご自由にどうぞ」
患者 「そのジュースはどこにあるの？」
看護婦「ここを出たところに自販機があります」
患者 「自分で買うのかよ！飲み放題の使いかたがおかしいだろ。
それよりも、見る限りここ、
俺しかいないのにどうして待たされるんですか」
看護婦「すぐに診断になったら、お医者さんのありがたみが
患者 「そんな理由で！？はやく診て下さいよ」
看護婦「だって、今、忙しいって言うんですもん」
患者 「奥に患者さんが？」
看護婦「いえ。忘年会に向けて、手品の練習をしているんですよー」
患者 「何してるんだよ」
お客さんがわがまま言うんではやく診てあげて下さい」
患者 「わがままって言うな！」
医者 「仕方ないナァ。こっちにきてもらってー」
看護婦「だそうです」
患者 「適当すぎるな。まぁ、ここまで来たなら行きますよ」
医者 「こんにちは。今日はどうされました？
あ、言わなくてもわかりますよ。
手品の助手がしたいんでしょう？」
患者 「何でだよ！決め付けるな」
医者 「ここの箱に入るだけでいいんだよ？そして火をつける。
完全に燃え尽きた所で、あなたが骨になって出てくる」
患者 「死んでるじゃないか！！そんなの手品じゃないよ」
医者 「みんなびっくりですよ」
患者 「意味が違う！」
医者 「次の手品はね、あなたがそこに立って、私がメスを投げる。
それをあなたが口でキャッチする」
患者 「手品の意味を辞典で引いて！お願いだから」
医者 「できると思うんだけどナァ」
患者 「出来ないよ」
医者 「晴れてても？」
患者 「晴れてても無理だから」
医者 「怪我をしても医者だから助けられるかもよ？」
患者 「その前にメスを投げるなよ！それよりはやく診察して下さいよ」
医者 「わかりました。仕方ないですね。口を大きく開けて」
患者 「あーー」
医者 「１オクターブ高く」
患者 「あーーーーって、患者で遊ぶな！」
医者 「次は上を脱いでください。私も脱ぎますから」
患者 「脱ぐなよ！いい加減にしろ」
医者 「うーん、これは風邪ですね」
患者 「そんなこと初めからわかっていますがね」
医者 「とりあえず注射しておきましょう」
患者 「注射ですか」
医者 「えぇ。看護婦を呼ぼう。おーい」
看護婦「呼びましたか？」
医者 「ちょっと君、彼に注射を打ってやって欲しい。
前見たいに空気注射するなよ」
看護婦「はーい☆」
患者 「こえーーー！！」
医者 「あ、よく誤解されているけど、静脈に空気を
ちょっとやそっといれたくらいじゃ、死にませんよ」
患者 「そうなんだ」
医者 「その患者は死んでしまったが」
患者 「まじかよっ！！」
看護婦「注射は初心者ですけど、がんばりまーす。
痛くても初心者だから仕方ないですよね」
患者 「仕方なくないよ！
初心者というのを免罪符みたいに使わないでくれ」
看護婦「注射、いっきまーす！」
医者 「ぎゃ！！私に注射するなよ！また目をつむってやったろ」
看護婦「すいませーん。私、注射怖くて。
今度はちゃんと狙います。心の目で見ます」
患者 「ちゃんと目で見てくれ！
というか、注射はもういいよ。危険すぎる」
医者 「仕方ないナァ。それでは薬を出しておきますね。バファリン」
患者 「ちょっと！それじゃ、ここに来た意味がないじゃないですか」
医者 「市販のものと病院のものは大差ないよ」
患者 「でもありがたみがないんですよ」
医者 「出せないものは出せない。
だって、免許もってないから･･･」
患者 「あんた医者じゃないのかよ！」
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