3週間前のヴァイオリン部門に続き、昨日はピアノ部門のファイナル4人を聞いた。
ピアノ協奏曲 モーツアルト20番、21番、チャイコフスキー1番、矢代秋雄 の4曲
もう一つ楽しみだったのは天才小学生と言われている天野薫さんの演奏。
この少女には全く驚いた。
小学6年生で身長は他の参加者の胸の高さしかない。
椅子はごく浅く掛け、右足はほとんど曲げずにペタルを踏んでいる
。
フォルテッシモになれば体を浮かせるようにして鍵盤を押さえる、それなのに音が割れることもない。
度胸でも音量でもフルオーケストラと堂々と渡り合っている。
矢代秋雄作曲のピアノ協奏曲なんて難解な曲は、お金を出して聞きたいとは絶対に思わない曲、それなのにすさまじい集中力で瞬きもできないほどの緊張を強いられた。
結果は3位だったが、私には間違いなく1位に聞こえた。
日本を代表する世界的なピアニストの誕生を目の当たりにしているのかもしれない。
演奏は大人、所作はまさに小学生、何とも可愛らしい。
その演奏
https://www.youtube.com/watch?v=qsSYI-3KXks


これだけ聞けて4,000円、実にお安い。
