くんちゃんの・・・

くんちゃんの・・・

お母さん

お母さん


嬉しい出来事がありました。

娘の奨学金の申請のための書類を母校にもらいに行きました。
そしたら担任の先生が応対して下さいました。
娘の入試にはとてもご尽力をいただいた担任でしたので
娘の大学生活がとても充実していることを伝えました。
GWに帰省した彼女がキラキラ輝いて見えたこと
この大学を選んで本当に良かったと言っていたこと、
教授にも可愛がられお友達も沢山出来たこと…etc.を報告し
「それもこれも先生のお陰です」と感謝とお礼の気持ちを伝えました。

そしたら先生が
「お母さんそれは違いますよ。
教授に可愛がられるのもお友達が沢山できたのも、
あの子の人柄がそうさせるんです。
いや~~、あの子はホントに良い子なんですよ。
僕の教師生活でこんな良い子はいませんでした…。
自分の娘がお嬢さんのように育ってくれるようにと願っているくらいです…。」
と言って下さいました。
思わぬお褒めの言葉に「そんな…もったいないです。」と謙遜したものの、
その実、嬉しくてありがたくて涙が出そうでした…。

自分の子育て、足りないことを数え上げればキリがなく…
あれも足りなかったこれも教えていなかったと反省するばかり。
でも先生にいただいた言葉で、
間違って育ててはいなかったのかな…と少し自信が持てました。

このことを親ばかと知りつつあんまり嬉しくて
母にだけメールで報告したところ、
母からこんな返信が来ました。
『良いニュースをありがとう。お母さんも嬉しいよ。
親ばかじゃなく、あの子の人間性だよ。
あの人なつこい優しい笑顔が浮かび嬉し涙がこぼれます。
良い子に育てたね。有難う。』
…号泣しました…

親になって初めて親の大変さが解りました。
自分の親のように子育てしたいと願っていても
大切に育んでくれた自分の母親の子育てには
とても追いつけない自分を感じてしまいます。
母を思うたび自分の未熟さを痛感させられるとともに
‘母には叶わない’いつも頭の下がる思いでした。
そんな私に母からのメールは何よりのはなむけの言葉でした。

このやりとりを娘にもメールで知らせました。
娘からの返信です。
『こんなに誉められて良いんだろうか…?(笑)
でもこのメール、自分への励ましとして大切に保護しておくね!』
…(平成18年5月末日)



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