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ザ・ローズショップの薔薇の苗

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誰でも出来る!簡単なバラの育て方。これであなたもバラ職人!?
基本七原則
 1、光と風2、土作り3、水やり4、肥料やり5、管理6、病害虫対策 7、バラに対する気持ち

(バラを育てるための基本的な考え方。)

バラは、思っている以上に丈夫で育てやすい植物です。
特に露地植えのバラは、一度根付いてしまうと、よほどの事がない限り枯れる心配はなく、
毎年 毎年すばらしい花を咲かせてくれます。
こんなにも育て易いバラですが、さらにちょっとした管理や特性を知っていると、見違えるようなバラを育てることが出来ます。
ばらの花が咲いた時の喜びや感動は、より一層増すことでしょう。
最初は、自分の出来る範囲で無理をせず楽しみながら育てる事を心がけましょう。
1、光と風

 バラは、太陽の光が大好きです。
バラを植える場所は、日当たりの良い所を選ぶことが基本ですが、条件的には4、5時間の太陽の光が当たれば、十分生育します。
あまり神経質になる必要はありません。
また、風通しの悪い場所は、湿気がたまり易く病気の原因になります。
新鮮な風が適度に抜ける場所を選びましょう。
強い風が当たる場所は、バラが根元から倒れたり、枝が折れたりする原因になるので、簡単な風除けなどの対策をとりましょう。
2、土作り

 バラにとって、土は土台であり一番の基礎だと言えます。
バラは排水性や通気性の良い栄養分に富んだ土が大好きです。
そんな理想的な土にするには、有機質(堆肥、腐葉土、米ぬか、炭など)
資材を上手に使って、団粒構造の土を作る事です。
・露地植えの場合植え付けをする場所の土に、バーク堆肥
(広葉樹のチップと牛糞を混ぜたもの)や腐葉土等の有機資材を多めに鋤きこみます。
特に水はけが悪いような場所は、ピートモスやヤシの実(ベラボン)、炭などを一緒に混ぜてください。
肥料成分は、リンサン分が多めにはいったもの(骨粉など)を一緒に混ぜるといいでしょう。
成分の高い科学肥料などは、少なめにすると安心です。
できるだけ有機肥料を使う事をお薦めします。
・鉢植えの場合一番軽な方法は、市販のバラ専用土を使う事です。
良質な有機物が入っている土を選んでください。
庭の土や赤玉土などを使う時は、6対4ぐらいの割合でバーク堆肥や腐葉土などの有機質資材を混ぜてください。
肥料成分は、基本的には土に混ぜない方が安心ですが、良質の有機肥料なら、
鉢の大きさによっても変わりますが、少し混ぜると後の生育が違ってきます。
ただし固形肥料は、強すぎたり直接根に触れると、バラが枯れてしまう事があるので、注意してください。
3、水やり

 バラは水が大好きですが、水のやり過ぎは根腐れの原因となり、ひどい場合には枯れてしまいます。
水やりの基本は、土が乾いてきたらたっぷりやる、という事です。
定期的に水やりをするのではなく、天候、温度、時季、バラの生育状態などで、水やりの回数は変わってきます。
ただし、植え付け直後や鉢の入れ替え直後は、水をたっぷりやり根が活着するまでは、乾かさないようにします。
●露地植えの場合
  根付いているバラは、夏のひどく乾燥した時以外は、基本的に水やりの必要はありません
(雨が極端に少ない時や地域は別)。
●鉢植えの場合
  鉢の土が白く乾いてきたら、鉢の下から水が出てくる位たっぷりとやりましょう。
鉢の大きさにもよりますが、暑く乾燥している時期やバラの生長が著しい時は、 一日何度でも水をやらなければならないし、
雨が続く時期や寒い時期、バラの生長が止まっている時はやらなくてもいいかもしれません。
大事な事は、日頃から土の状態をチェックして、土が乾くという事がどういうことか自分で把握できるようにすることです。
4、肥料やり

 栄養分は、バラの生長にとって必要不可欠のものです。
その栄養分を補給するためには肥料が必要です。
チッソ、リンサン、カリ、と言った三大成分が、バラの生長には欠かせません。
肥料でそれらの成分を補う事はいうまでもありませんが、肥料のやり過ぎが最近多いような気がします。
肥料をたくさん与えれば、早く大きくなって立派なバラの花が咲く、と錯覚している人も多いと思います。
しかし実際は、肥料のやり過ぎで、多く問題が発生しています。
特に成分の高い化学肥料を多用すると、土を傷め病気を蔓延させ、しいては地球環境も破壊するという悪循環につながります。
出来るだけ上質の有機肥料をつかいましょう。
5、バラの管理

 バラの管理には、大きく分けて二つの作業があります。
一つ目は、一年に一度ないしは数回行うものと、二つ目は、日常的に行うものとです。
 一年に一度の大きな作業は、冬の間に行う剪定作業です。
基本的には1月中旬頃から2月中旬頃(地域によって多少異なる)にかけて行います。
 また、バラの樹が弱った時や夏場に行う軽い剪定作業(ソフトピンチ)などがあります。
 これらの作業の目的は、すばらしいバラの花を咲かせるためです。
特に冬の剪定作業は、枯れ枝や古くなった枝を切除、整理し、バラの若返りを図ると共に病害虫の予防効果も期待できます。
冬剪定の時は、バラの株の状態や成長過程が、とてもよく把握できるのでしっかり観察をしましょう。
観察することで、それからの作業の進め方が少しずつ解ってくるはずです。
 鉢植えのバラは、冬の剪定作業の時に鉢の入れ替えや土の入れ替えを、一緒に行ってください。
日常の作業の主なものは、花の咲いた後の処理です。
特に四季咲きのバラの場合は、花が咲いたら小まめに花を切り落としてください。
バラの花を切る時は、花が咲ききって落ちてしまう前に切ってください。
無駄なエネルギーを使わせないことが、次に花を咲かせる上で大事になってきます。
花を切る位置ですが、バラの花が咲いた枝の半分位の所を目安とします。
 また、春一番花が咲き終わると、株元から太い枝(シュート)が出てきます
(古いバラの樹や状態によって出てこない場合もある)。
このシュートの処理は、小さな蕾が付いた時に、他の枝の高さと同じぐらいか少し低めに切りましょう。
最初の花は楽しめませんが、バラの株を作るうえで大事なポイントなので、一度目のバラの花は我慢しましょう。
6、病害虫対策

 バラは、比較的病害虫が付き易い植物です。
原種のバラやオールドローズのように種類や系統によって病害虫に強い種類もあります。
しかし、一般的な品種は、何もしないと虫や病気がついて綺麗な花を見ることが出来なくなる恐れがあります。
もちろん無農薬栽培を試みたり実践したりして実績を挙げている方もいらっしゃいますが、ここでは一般的な病害虫対策を説明しましょう。
 基本は、薬剤の定期的な予防散布です。
病害虫は、被害がひどくなってから薬剤散布をしようとすると、なかなか退治が出来ないし
薬剤をたくさん使わなければならなくなり、結果として非効率的です。
時期や地域、またバラの種類や環境などによっても病害虫の発生頻度は、かなり大きく変わってきます。
小まめにバラを観察して、自分なりの防除暦を作りましょう。
このような日々の観察や気づきが、減農薬やしいては無農薬栽培への遠いようで早い道のりです。
健全に育っているバラは、基本的に病害虫に対してもかなり抵抗力があります。
また、少しぐらいの虫や病気では、バラはめったに枯れることがない、という事を頭の隅においておきましょう。
 薬剤散布をする時の注意点は、薬剤についている説明書を良く読み、正しく使う事です
(特に、薄める倍率、効果のある虫や病気、対象作物、他の薬剤との混合の可否など)。
 散布する時は、風の少ない晴れた午前中に作業をおこない、
花の上から葉っぱの裏まで薬剤のかからないところがないようにしっかり散布しましょう。 バラの害虫について主な害虫
●アブラムシ ●ハダニ ●スリップス ●ゾウムシ ●チュウレンジバチ ●コガネムシ
●カミキリムシ ●カイガラムシ ●ガの幼虫
防除薬 ラービン、オルトラン、スミチオンなど
病害虫の対策は、早期発見早期治療です。
毎日毎日バラを見ていると、ちょっとした変化にも気づくようになります。
少しの時間でもいいので、いつもバラを観察しましょう。

バラの病気について

●ウドンコ病 発生時期 4月上旬から7月上旬、9月中旬から11月
症状 新芽や若葉や蕾などの柔らかい場所に発生し易く、白い粉がふいたようになる。
白い粉の付いたところは、だんだん縮んでいき、ひどくなると成長が止まってしまう。
特に昼夜の温度差が激しい時期には、注意する。
対処法 日照を確保し、風通しを良くする。
防除薬 カリグリーン、トリフミン、ミラネシン、ストロビーなど
●黒星病 発生時期 4月から11月
症状 黒いシミのような斑点が付き、葉っぱが黄色く変色し、落葉する。
土にいる病原菌が、雨や水で跳ねて付着する。
対処法 水の跳ね返りを防ぐためにマルチをかけ、土の表面を直接露出させない。
防除薬 ダコニール、サプロール、オーソサイドなど
●ベト病 発生時期 4から6月、8から11月
症状 夜から朝にかけて露を持つような環境で多発する。
葉っぱに赤紫色の斑点がでて、葉っぱが落ちる。
バラの病気の中では、もっとも恐ろしい病気で、一晩で発症し株が枯れてしまう事もある。
対処法 株と株との間隔をあけて、風通しを良くし、バラの樹に露や湿気が長時間残らないようにする。
防除薬 アリエッティ、ダコニールなど
●サビ病 発生時期 5から11月
症状 ミニ系統のバラがかかり易く、高温多湿の場所に発生。
葉や枝にイボ状の斑点ができ、サビのような粉が出て、落葉する場合もある。
対処法 風通しを良くして、乾燥させる。
防除薬 マンネブダイセンなど
●根頭ガンシュ病 発生時期 通年
症状 土の中のガンシュ病菌が根の傷口から入り込み、接ぎ口や根にコブ状のものを作る。
コブが大きくなると、養分を吸ってしまうため、成長が阻害される。
対処法 見つけたコブは切除し、使ったナイフやハサミは消毒する。
コブを取り除けば、回復する場合が多いので、そのまま育てる。
防除薬 特になし。


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