Outside A Base

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第2巻 ニセモノ?


今日は納車の日。すごく楽しみだ。バイトも無いし、とりあえず今日は一日これを乗り回すことにしようか。

しばらくするとすこしだけうるさいエンジン音が近づいてきた


店長「すいませーん。小早川祐斗様はいらっしゃいますかー?」

祐斗「あ、今行きます。」





とうとうR32を手に入れた。なんかもうめちゃくちゃうれしい。
うれしすぎ。やばいやばいやばいやばい・・・。
とりあえずもうすぐ翔太先輩くるから準備だけしとこ





数時間後



翔太「おー、なかなかいいね。」

祐斗「そうですか?ありがとうございますw」

翔太「じゃー早速例の場所行ってみるか?」

祐斗「あ、ありがとうございます。」



翔太先輩のクルマについていく。確かチェイサーとかなんとかってやつ。
山を登り、駐車場につく。
今日は誰もいないようだ。


翔太「よーし、じゃあ今からドリフトの仕方を教えるわ。見た感じドリフトが出来そうな感じだし。」

祐斗「そうですか。ではまずどうすればいいんですか?」

翔太「んー待ってね」


と、自分の車に駆け寄りトランクからパイロンを一つ取り出し、ポンと自分の車の前においた。



翔太「まず今からやってもらうのは基本中の基本!定常円旋回ってやつだね。難しいものじゃないから大丈夫。」

祐斗「へぇ・・。どんなことやるんですか?」

翔太「パイロンの回りを回ってもらうよー」

祐斗「簡単そうですねw」

翔太「いやいや、簡単じゃないんだなーこれが。じゃあやり方教えるからしっかり聞いとけよ。」

祐斗「はい。」

翔太「今パイロンをそこに置いただろ?だからハンドルを右に切れ。」

祐斗「こうですか?これ・・重いな・・。」

翔太「そうそう。んでクラッチ踏んで1速にあげる。そんときはまだクラッチ踏んだままにしとけよ。」

祐斗「1速に入れましたー。」

翔太「じゃあアクセル踏んでまぁー・・6000~7000回転くらいあげろ。」


ヴォオオオオオオオオオ!


祐斗「やりましたー!」

翔太「よーし!じゃあクラッチ離せー!」


キキキキキィィィィィ!
R32が勢い良く白煙を巻き上げる。
しかしそのままスピンしてしまった。


祐斗「・・・・・・」

翔太「はははwwまあ最初はそんなもんだってwww誰だってこんなのいきなりできねぇよww」

祐斗「そうですか・・。」

翔太「まぁ、時間を積みながら練習すればなんとかなるよ。あと、タイヤの消耗すげー激しいから次やるときはタイヤもってこいよ。サイズもちゃんと合わせて。」

祐斗「そうですか。ありがとうございますw」

翔太「いやいやw続きやるぞ・・と言いたいところだがタイヤを持ってきてないようだからこれでおしまいな!」

祐斗「えー」

翔太「仕方ないだろwwバーストして帰れなくなったらどうすんだ」

祐斗「そうですね・・。じゃあまた今度!困ったことあったらメールしますんで!」

翔太「おー、じゃんじゃん相談してくれ!」



そうして何事も無く家路に着いた。
だが・・・。




祐斗の家



父「おい、祐斗。なんだこのクルマは」

祐斗「へ?R32だよ。かっこいいっしょー」

父「これはR32でもR32じゃないんだよ!」

祐斗「な、なんだってー」

父「お前これGTSだぞ?」

祐斗「え?だから?」

父「俺はGTRがいいっていったんだよ!」

祐斗「あーそうだ。GTRだ。でもなんでもいいって言ったじゃん。」

父「う・・・・そうだった・・・。」





ちょっとした喧嘩(?)も終わり、部屋に戻って車の知識を詰め込む祐斗であった。





第3巻 やっとこさライバル に続く


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