特別支援教育推進の壁になるものは
いろいろありますが、その中で 「人的配置」がつかない
というものがあります。
通常学級在籍の、全体の6%の発達障害の子どもたちも
「特別支援教育」として支援できる体制作りをおこなう。
「人がつかない中、担任が40人の児童を見ている中で
特別に2~3人の子にさらに目をかけて支援するなんてできないよー。
全員への指導で精一杯、『個別指導』なんてしたくてもできませーん!」
という悲鳴が聞こえてきそうです。
そこで、前提である
「特別なニーズのある子には、
人がそばについてサポートしなくてはできない」
という点を、考え直す必要があります。
そばで援助する支援者・先生の代わりをお友達がする、というあたりまではけっこう普通に考え付きます。(友達支援・お隣支援)
ただ、学級内の児童は勉強時間に自分の勉強をすることが最優先なので難しい課題のときには、自分の勉強をほおってまで他の子を見ることはできません。
でも、先生の代わりをする支援ツールがあるとしたらどうでしょう?
支援ツールがあるおかげで、
誰もそばにつかなくても、その子が自信を持ってできるようになる。
そういうことが実際にあります。
これについて詳しいのが、今日読み終わった以下の本です。
『 みんなの自立支援を目指す やさしい 応用行動分析学 』( 高畑庄蔵 、明治図書、2006)
マンガ入りでわかりやすく応用行動分析や支援ツールの具体例について
教えてくれます。「普通に思いつく支援グッズのアイデア」の一歩先を行くアイデアが詰まっており、
大変参考になります。
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