★本の紹介シリーズ★
『 学校現場で使えるカウンセリング・テクニック
』 上・下
( 諸富祥彦
、 誠信書房
)
著者は本を何冊も出されているカウンセラー。
この方のいいところはあまりむずかしい書き方をされないところ、
現実・事実をふまえてそこから話をされるところ。
具体的にわかりやすく書いてあるので
おすすめできます。
上・下巻に分かれていて、けっこう分厚いのですが読みやすく書かれています。
全部通して読まなくても、今の自分に必要な情報が書かれているところだけ読めばOKですよ!
以下、詳細情報はリンク先より転載。
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(上巻) 学校現場で使えるカウンセリング・テクニック(上)
育てるカウンセリング編
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
『育てるカウンセリング』のアイディアを生かし、
構
成的グループ・エンカウンター、 ア
ドラー心理学
、
自己主張訓練、フォーカシング、トランスパーソナル心理学などの技法を駆使して、
学級づくりや道徳、特別活動、総合的な学習の時間における
具
体的な実践方法を
わ
かりやすく解説する
。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 日常の教育実践における「育てるカウンセリング」-基礎編
( 哲学を持て-どんな子どもに育てたいのか、そのイメージを明確にせよ
/子どもが「弱音」を吐ける教師‐生徒関係を築け-
ロジャーズの三条件で、子どもが安心して助けを求められる関係をつくれ
/安心して自分を語れる子ども同士の関係をつくれ
-「聴きあい活動」により、お互いの違いを尊重し耳を傾けあう態度を育てよ
/継続的なカリキュラムとして「心を育てる」時間を確保せよ
-「道徳」「ホームルーム」「総合的な学習」を柱に心の教育を組み立てよ
/「自己決定」「自己責任」をキーコンセプトにクラスを経営せよ
- アドラー心理学を学級経営に活かせ
(その1)
/すべての子どもが「貢献感」と「存在意義」を感じることのできるクラスをつくれ
- アドラー心理学を学級経営に活かせ
(その2))
/第2部 日常の教育実践における「育てるカウンセリング」-各論編
(自分の「心を整理する」機会を設けよ- フォーカシングで心のメッセージを聴く
/ 子どもに深い「自己肯定感」を育てよ
- 構成的グループ・エンカウンターで「自分を好きな子ども」に育てる
/子どもの人間関係能力を鍛えよ-自己主張訓練で人間関係のスキルを磨け
/ 子どもに「生きる意味」と「いのちのつながり」を実感させよ
-フランクル心理学、トランスパーソナル心理学で子どものストレスを癒せ
/仲間を援助する生徒を育て、校内の意識を高めよ
- ピアヘルピング
を活用する)
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(下巻) 学校現場で使えるカウンセリング・テクニック(下)
問題解決編・10の法則
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
現場教師の悩みのタネに具体的な解決策を示す。
学級崩壊緊急対策プラン
、 不登校・いじめ・キレる子どもへの対応
、
難しい親とのつきあい方
、スクールカウンセラーの上手な活用方法、
学校教育相談の体制づくり、さらに教師のメンタルヘルスまで、
現場教師が頭を痛めるさまざまな問題を 解決
するためのノウハウを満載。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1部 学級崩壊緊急対策プラン
(学級崩壊は「子ども集団による教師いじめ」である。
管理職がリーダーシップをとって教師を守れ
-担任教師が安心して助けを求められる環境づくりを
/崩壊クラス再建の第一歩は、 子どもの誘いに乗らない冷静な対応から
-アドラー心理学で荒れる子どもの心をつかみ、
河村「再契約」理論でクラス再建に乗り出せ
/学級崩壊は 小学校クラス担任制のひずみの現れ
。
学級のシステムを変えれば学級崩壊は消える
-校長は従来の枠にとらわれない発想で事態を打開せよ)
/第2部 問題解決へのアドヴァイス
(キレそうな気持ちを押さえつけるのでなく、 うまくキレる工夫
を身につけさせよ
-子どもの暴力・いじめに対する緊急対応と中・長期的対策
/不登校への対応は焦らず・慌てず、けれどできることはやる、という姿勢で
-「学校復帰」より「社会復帰」「自己実現」を支援する姿勢
が大切
/難しい親への対応は「プラスワンの原則」で
-非難し敵対するのではなく協力関係をつくり、親のエネルギーをいかせ)
/第3部 学校教育相談の基本姿勢
(教育相談はチームで取り組め-担任教師は抱え込みの悪癖をやめよ
/スクールカウンセラーの七つの働きを学校教育にいかせ
-スクールカウンセラー、生かすも殺すも教師サイドの腕次第
/子どもを支えるネットワークをつくれ
-PTAや卒業生との連携、相談機関との連携、小・中の連携)
/第4部 教師のメンタルヘルス
(「弱音を吐ける教師」になれ-夫婦関係、
同僚との関係を中心とした支えあいのネットワークを作れ)
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こういう本は学校に一冊いりますね。
ぜひ学校の予算で上下巻とも買ってください。(^^;)
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