四条畷学園小学校 に行ってきました。
私立の小学校の授業を見に行くのはひさしぶりです。
ホームページを見ても分かりますが、
「科学」「美術」「英語」「コンピュータ」「作文」
などの分野で
特色ある実践を積み重ねています。
また、「 子どもの自主性を尊重した教育
」の具現化を
学習内容を選択できる場面を多く設定することで図っています。
(午後の活動の内容を選択できたり、
「美術」の時間に絵を描くか粘土をするかといったことを
子どもが決められます。)
◆ホームページ↓ (四条畷学園小ホームページ内、「教科」の説明) http://www.ps.shijonawate-gakuen.ac.jp/info/kyouka/index.html
授業や分科会で勉強になったことを簡単にお伝えしますね。
(1) 先生は、子ども全体を見れているか
これは、ここの授業を見に行ったからというのは全然関係ありません。
最初の授業は1年生の音楽でした。
自分が授業をしているという仮定で、子ども一人一人の表情を順に見ていくようにしました。
その最中に、教師が子どもたちに挙手を求めました。
子どもたちは手を上げて「ハイハイ!」と当ててほしそうに叫びました。
このとき、偶然なのか意図的なのか、前のほうの、先生の近くにいる子ばかりが続けて当たったのです。
端のほうで手を上げていた子は、「先生はぼくのところまで見てくれてない」と思ったかもしれません。
でも、次の瞬間、その子のすぐとなりの子が当たりました。
う~ん、おしかったね。(^^;)
授業者の先生は、手を上げている子全体を見れていたかもしれません。
それはわかりません。
しかし、自分の課題として
「 授業をすることに熱中すると
子ども全体が見えなくなることがある
」と思っています。
だから、こういう他人の授業での子どもの様子の観察を通して、
「今真ん中の子を当てたとき、端の子がすごく残念そうな顔をした」などの
チェックに励むようにしています。
(2) 先生が「やってみせる」
1時間目の後半は1年生の国語を見にいきました。
単元名は、「しらせたいな、見せたいな」。自分が知らせたいことを、「書いて知らせる」学習活動です。
後で聞いた分科会での話も総合すると、
授業者の先生は、最初に「 自分の思い出のグローブ
」のことを、
子どもに書かせる「知らせたいこと」の見本として提示し、
それについて語ったそうです。
子どもにさせることをまず教師がやってみせるのは指導の基本です。
それをていねいにされている姿から、
「 手立てをしっかり打ってはるな
」という印象を持ちました。
単に「教師がやってみせるからいい」というのではありません。
それは、「こういうところでつまづく子がいる」という実態の見取りと、
「こういうことを事前に言っておく(見せておく)とスムーズに取り掛かれるだろう」との見通しに基づいています。
そのための手段としての教師の演示(例示)です。
「こういうふうにすれば子どもは育つ」
という、
実際の姿を見せられた気がしました。
子どもにさせたい学習活動について、
まず教師が考えて、まず教師が動く
ということを
心がけておられるように感じました。
それに関連づけて気づいたことをいくつか。
配布資料に入っていた「四条畷学園新聞」に、美術の先生のコラムが載っていました。
「子どもにあいさつをさせたいが、強制させてさせるあいさつは意味がない。
まず教師が率先してあいさつしよう」
というような内容でした。
また、同じく配布資料に入っていた「研究資料集」に、多くの先生の「作文」が載っていました。
出典を見ると、学校だよりから転載したものらしいです。
たぶん、すべての先生が順番に学校だよりに原稿を載せているのでしょう。
「作文」教育に力を入れている学校として、
子どもに書かせる側の教師が、
「学校だより」という大きな場で自分も作文を書いて、載せる。
私は非常に感心しました。
最後の講演で話をされた、作文教育の著書がある「ひげうさぎ」先生。
この方も、ご自身で書かれた作文(子どもに示すために技法のヒントをちりばめたお手本的作文)を大変みごとに書かれていました。
子どもにさせることは教師もするべきである
という
基本的な姿勢を学びました。
教師といえど万能ではないですが、
苦手分野に関しても、教師がいっしょうけんめいやってみせる姿を見せることが、
教育の第一歩かな?と思います。
(3)具体的なこと
・仮説実験授業で「科学」の授業
・ビデオカメラでテレビに拡大
・仮説グッズを購入
・「ひげうさぎ」先生の講演
・懇親会で聞いた私立の事情
・・・などについても書きたいところなのですが、ああ、今日はちょっと書きすぎてしまいました。
そんなわけで、今日はこのへんで。
さよなら、さよなら、さよなら。(^^)
今日の日記は、最後の作文教育の講演で
「ひげうさぎ」先生が言っておられたことを意識しました。
なるべく「一文一義」(ひとつの文にひとつのこと)で書くことです。
完璧にはそうなっていませんが、いつもより読みやすくなっていると思われたなら
そのせいです。(^^;)
算数テストでの九九表の使用 ~『学習指… 2024.05.18
年度初め! 2023.04.08
油引き(ワックスがけ)の大失敗! 2023.03.17
PR
Category
Keyword Search
Free Space
Calendar
Comments