精神的にしんどい時、セラピー効果の高い本を選びます。
ブログで紹介しようと思って並べている本の中では、目に入ってきたのはこれでした。
『 音楽療法士のしごと
』
( 生野里花
、春秋社、1998、2000円)
大変感銘を受けた本で、
ブログでは「第4回」まで記事を書いて、
つづきを保留にしていました。
この本の読書メモは一風変わった形で、
「 本との対話
」の形式を取っています。
こういう形式で書くことで、
もしかしたら自分が本からセラピーを受けているような効果が
生まれているかもしれません。(^^;)
(▼過去記事
『音楽療法士のしごと』との対話その4~「あいだ」に生まれるもの
はこちら)
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◆『 音楽療法士のしごと 』との対話 その5
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: 本からの抜粋
: にかとまのコメント (絵文字以降)
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: たとえば 絵の展覧会に行ったとき、
私が絵を見ているというとき、
美はどこにあるか?
『絵の中にある』 というのが客観的で、
『私の中にある』 というのが主観的とすると、
美というのはそのどちらでもなくて、
主と客のあいだに起こっていること (p112)
「あいだを見る」!
この視点。こだわりから抜け出るヒントを与えてもらった気がします。
主観と客観しかないような世界ではないのだということ。
特に、「音楽」とか「美」とかいうものを考えるときに、 非常に腑に落ちるものがあります。
: 何かが起こっている、
何か変化しているというときには、
相手にだけ、 あるいは 私にだけ 起こっているのではなくて、
やはり 相手と私のあいだに起こっている 、
という気がします。
:うん、うん。
そんな風に感じると、
なんだか見えてくるものがありました。
あいだに起こっていることが、見えてきました。
感じられてきました。
「あいだに起こっている」!
このフレーズ、好きです。
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セラピーが成立するっていうのは、
「あいだに起こっていること」が
成立している、っていうことなんでしょうね。
それに気づける人が、自らをいやしたり、人をいやしたりできる セラピストになれる。
読んでいただき、ありがとうございました。(^0^)
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