今は教員ですが、もともとはゲーム会社に勤務していたぐらいなので、ゲーム大好きです。(^^)
最近はiPadでスクウェア・エニックスの
「ガーディアン・クルス」
というゲームにハマっています。
(無料アプリ)
今から始められる方は
【GQ85190】
という招待コードを入力すると、あなたも私も特典がありますのでiPhoneやiPadをお持ちの方はぜひ試しにやってみてください。
あ、子どもにはすすめられません。
大人の方限定!![]()
さて、以下は 公式サイト
の情報や画像などを転載しながら、
このゲームのオモシロシサを分析してみたいと思います。
なんでそんなことをするのか?
それは、「教育」や「学習」というものにその要素を転用するためです。
子どもをゲームからひっぺがして、勉強させようと思っているアナタ!
ゲームの何がそんなにオモシロいのか、
分かったうえで対抗しようとしていますか?
それが分からずに、子どもをゲームから取り戻せるわけがない。
もちろん世の中にはゲームより面白いものがたくさんあります。
それらを経験させてゲームから子どもたちを遠ざける、というやり方もありますが、
むしろ僕は「 ゲームからオモシロサのコツを学ぼうじゃないか
」
と提案します。
「ゲーム」は子どもも大人も熱中してやりますが、それにはもちろん仕掛けがあるわけです。
ゲーム開発のプロがアイデアを寄せ合って実装しているだけに、それはもう、すごい仕掛けです。
「もうやめよう」と思ってもついついやってしまう、
かっぱえびせん
のような中毒性はどこからくるのか。
もしかすると、ゲームを全然やらない方にも、
何か役に立つことが、あるかもしれません。![]()
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★ついついやってしまうオモシロサの仕掛け#1
「次は”当たり”が出るかも?という期待感」
このゲームはカードゲームなので、
ランダムに手に入るカードの中に「 レアカード
」とか「 ウルトラレア
」とか、
手に入りにくさによってランク分けがされています。
レアなものほど手に入れたい!
という欲求で、ついつい新しいカードを手に入れるまでやってしまう、
その繰り返しでゲームにハマってしまう。
極論すると、このゲーム自体がそういう仕掛けになっています。
ソーシャルゲームなので、ネット上のたくさんのユーザーと対戦しながら、
「あ、この人はウルトラレアの○○を持っている!」とか知って、
「自分もぜひ欲しい!」とやっきになってしまいます。
現実世界でも、往々にして起こりやすいことです。
本当はそんなことにこだわらず、「たかがゲーム」と離れて見る冷静さが 欲しいところですが・・・。
僕らが子どものころに ビックリマン
が流行ったのも、
この仕掛けによるものです。
かなり強力な仕掛けです。(^^;)
★ついついやってしまうオモシロサの仕掛け#2
「成長させる楽しみ」
いわゆる「育成ゲーム」というやつです。
普段ゲームをされない方も、「 たまごっち
」と聞くと
「ああ、ああ」となるかもしれません。
「 ドラゴンクエスト
」などのロールプレイングゲームがヒットしたのも、
この「成長させる楽しみ」が核にあります。
ゲームをやればやるほど経験値がたまって、 お気に入りのキャラクターが、どんどん強くなる。
強さが上がっていくのは数字が上がっていくことで表されるので、 具体的に、はっきり目に見えて分かります。
レベル1からレベル30まで上げたら、
信じられないくらい数値が上がって、
使える技も修得する。
そういうわけで、せっせと「レベル上げ」をするわけです。
大変多くのゲームに見られる、ハマる仕掛けです。
★ついついやってしまうオモシロサの仕掛け#3
「展開が気になる」
最近のゲームはストーリー性があるものがほとんどですので、
単純に「 この後どうなるか気になる
」というのが
ついついやってしまう要因の一つではあります。
ゲームの場合は選択肢を自分で選べるなど、
自分で行動できる自由度が高いので
「もしこうやったらどうなるか、気になる」
というのも、ありますね。
今までやっていなかった行動を試してみたくなったり、 行っていなかったゲーム中の場所に行ってみたくなったりします。
ゲームシナリオが進んで「新しい場所に行けるようになった!」となったら
当然、そこに行ったらどんなことがあるのかワクワクして
行きたくてたまらなくなるわけです。
こういう、「その後の展開が気になる」というのは、
世の中のオモシロいものを全部集めたとしても、
そのかなり原則的な要素になると思います。
面白いテレビ番組とか、映画、マンガ、はては「おもしろい授業」に至るまで、
「オモシロい」ということはつまり「その後の展開が気になる」
ということが大きいのではないでしょうか。
特に、それまで「予想もつかない意外な展開」が蓄積していればいるほど、
その後の展開も自分を楽しませてくれそうで、
ハマっちゃいますね。(^^)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オモシロサの仕掛け3つについて、つらつらと好き勝手書いてきました。
★1: 「次は"当たり"が出るかも?という期待感」
★2:
「成長させる楽しみ」
(数字を上げていく楽しみ)
★3:
「展開が気になる」
(「 この後どうなるか気になる
」
/ 「もしこうやったらどうなるか、気になる」
)
この3つの仕掛けは、いろいろなことに応用が可能だと思います。
特に、「マジメでカタい」と思われることにこういう要素を付け加えると、おそろしいくらいその魅力がアップすることになるかもしれません。
あなたが今取り組んでおられることについても、何かしらアイデアのヒントになったなら、幸いです。(^^)
同時に、もし子どもにゲームをやめさせようと思っているなら・・・
今ハマっているゲームでことごとくこの仕掛けの逆を経験すれば、
自然とそのゲームをやめることになるでしょう。
1.新しいカードはさっぱり”当たり”が出ないことに失望し、
2.今育てているキャラも、なかなかレベルが上がらず、
3.あらかたやったので新しく試したいこともなくなった。
こうやって人はゲームをやめていくのです。(笑)
P.S.
・・・ここでは触れませんでしたが、オモシロすぎて
子どもがネットゲームにハマりすぎてしまうことの危険性は
別論としてかなり心配するものがあります。
特に「基本的には無料」というゲームでも
レアなカードを手に入れるために有料コンテンツを買ってしまうというのは
かなりよくあるケースなので。
そういう話もまた別に改めて書きたいと思います。
僕は教員としてはかなり特殊でこの分野にはわりと詳しいので、いろいろとご質問があれば、遠慮なくお寄せください。
「オモロー授業発表会」! 2024.05.19
「恥ずかしながら、知りませんでしたっ!… 2024.05.09
くだらないことを思いっきりやることがお… 2024.03.03
PR
Category
Keyword Search
Free Space
Calendar
Comments