非常にいい本を読み終えました。今日から何回かに分けて、内容を紹介します。
『 心眼力
柔らかく燃えて生きる30の智恵』
(野口嘉則
、サンマーク出版、2008、1600円、CD付き)
「ものの見方」や「人の見方」について書かれた、
いわゆる自己啓発本です。非常にわかりやすく、大事なことが書いてあると思いました。
付属CDではセルフカウンセリングみたいなこともできます。
以下、読書メモです。
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『心眼力 柔らかく燃えて生きる30の智恵』
1
(今回は第2章「幸せ実現力を磨く」の終わりまで。
★や・以降の 太字
部分が、本の内容。
顔マークのあとの 緑文字
は僕の個人的コメントです。)
★「意識を何にフォーカスしているか?」
= 「心の目で何を見ているか?」
・たとえば逆境の中にいても、
それを乗り越えた自分の姿を、心の目で見ることができる人は、
勇気が湧いてきて 積極的に行動することができる。
・反抗する子どもの姿の奥に、
心の目で、子ども本来の素直さや素晴らしさを見ることができる親は、
子どもを信頼することができるので、
いずれは 子どもからの信頼も得られる。
★私たちは、意識をどこにフォーカスするのかを選択できる。
それこそが、私たちの人生を大きく左右する。
これは巻末参考図書に挙げられている『 夜と霧
』の記述が
より詳しいと思いますが、
実際に超過酷な状況下でも、
意識を何にフォーカスするかで、生きる力は大きく左右されるそうです。
「無意味」「無駄」「ダメダメ」という意識を持ってしまうのか、
意識的に意識を変えていくのか。(^^)
非常に大事な点だと思います。
・ 勝海舟
「事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。
才走っては、うまくいかない」
・ 良寛禅師
は自らを「大愚良寛」と称した。
自らを「大バカ者」と呼んで、
計算高く生きようとする執着を手放し、
大いに愚直な生き方
を貫いた。
・ 松下幸之助
は、社員の誰に対しても、
「ああ、この人は素晴らしい存在なんや、
偉大な力をもった人なんや」
という見方
をした。
この見方こそが、たくさんの優秀な人材を育成した秘訣だった。
そして、これは夫婦関係や子育てなど、
すべての人間関係に通じる。
★私たちの心には、
認めたものを現実化する力がある。
心の底で認めたものを現実に引き寄せる。
だからこそ、自分の周囲の人たちを
何者だと認めるかが重要。
・仮に今、その人の不完全な姿が現れていたとしても、
その人の本質は、最初から変わることなく素晴らしい。
あなた自身の本質も、
欠けたことのない月のように、
最初から素晴らしい。
★肉眼に振り回されるのではなく、
心の目で真実を見続けること。
巻末参考図書リストには伝記・偉人伝がたくさん載っています。
歴史上の偉人の考え方に学ぶことは大事ですね。
同様に、いわゆる「不朽の名作」からも、
普遍的な大事な考え方を学ぶことができます。
読書している人は、そういう考え方が自分の中に蓄積してつながっていくから
大事なことが心から理解できるようになるのでしょうね。
この本では『星の王子さま』についてはふれられていませんが、
僕は『星の王子さま』の中の
「大切なものは 目に見えない」 を思い出しました。
・肉眼をお休みさせる
= 目を閉じてイメージ
・謙虚な姿勢で生きたいと思うなら、
「してあげる」という言葉よりも
「させていただく」を習慣にする
。
具体的な方法も載っていて、ありがたいです。
目を閉じることも、「させていただく」を口癖にすることも、
とてもシンプルですが、効果的だと思います。
「目を閉じる」は忙しくしているとなかなか普段やらないのですが、
忙しいときこそ、ちょっとだけ時間を取って
目を閉じる、という習慣を持っていると、
あたふたせずに落ち着いて物事に対処できそうです。
・ 吉田松陰 の感化力・影響力は並外れていた。
その松陰の特長の一つは、
塾生たちの長所やもち味を見つけるのが
驚くほど上手だったこと。
なぜ彼はそれが上手だったかというと、
彼は塾生たちに対して 上から見下げるのではなく、
敬意をもって見ていた
から。
相手を尊敬する気持ちがあれば、
当然、相手のよいところは見えてくる。
松陰は、塾生たちを「さん」で呼び、
とても丁寧な言葉遣いをした。
学校では昔と違って子どもを「さん」づけで呼ぶことが多くなりました。
「さん」づけで呼ぶことには、こういう効果があったのですね。
勿論、学校で子どもたちに教える場合にはいろいろなケースがありますから
とても厳しく叱って自覚を促すこともあります。
表面的には、とても子どもを尊重して丁寧に接しているとは思えない叱り方も
してしまうかもしれません。
でも、その場合も、子どもの隠れた本質を尊重して信頼しているなら、
やはり同様の効果があるのでは、と思います。
(p100(第2章の終わり)まで) =============================
僕はかなり自分の行動や考え方を反省させられました。
まだまだ表面的なことに振り回されている自分がいました。
第3章「柔らかく自由に生きる」以降はまた次回の読書メモで。
それでは、また。
よいゴールデンウイークをお過ごしください。
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