新たなる旅立ち　 －ヴァランシンからルナへ…－

しかし、この思い・・・
やはり吐き出さないと気がすまない










1月11日19時頃の事

何気にある闘病の友へメールを送った
原発巣は違えども、同じ部位に病巣を
持ってしまった、20歳の少年・・・
実際、闘病していたのは彼が先だった

地元の病院から紹介を受け、一昨年11月頃から
俺は都内の某大学病院にて入退院の生活となった
その大学病院で俺は彼と会った

当時から約1年間、闘病の友であり、
入院や外来では煙草の友でもあった

まぁ俺も彼も去年12月、つまり先月に
煙草はドクターストップがかかった訳だが・・・

俺は化学療法での治療が思いのほか効果的で
その大学病院から他病院へ転院し手術を受ける事になった
そして今年早々、9日に片方を手術し成功に終わっている

彼は12月下旬にその大学病院へ入院していた
状態が芳しくなかったようである

12月21日に『緊急入院する事にした』とメールが届いた
その時、２、３メールしてその場は終わった

その後今日まで、彼とは連絡を取っていなかった
いや、今でも俺は彼自身と連絡が取れていない・・・





こんな事になってるとは予想すらしていなかった





ふと思い、手術成功の報を彼にメールした
返信してくれたのは彼の母親からだった
そして驚くべき事実を聞かされた・・・

彼は2007年を迎えられなかったのである
12月21日が俺と彼が取った最後の連絡となった
その8日後・・・12月29日に彼は永遠の眠りについたのだ





彼とは約1年間程度しか付き合いはなかった

だが俺は彼と約束したい

今俺は良い方向に向かっている
だからこのまま社会復帰を目指す
そして何よりも再発させない事を・・・





そして、彼のご冥福をお祈りします



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