インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

インド洋に浮かぶフランス、レユニオン島

2006.01.27
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帰る前に、ちょっと困ったニュースが飛び込んできました。


レユニオン島でチクングンヤが流行している、というのです。


チクングンヤというのは、鬼の名前のようですが、そうではなく、蚊を媒介して伝染するウイルス性発熱性疾患のことです。


症状は、「発熱(99%)、関節痛(98%)、筋肉痛(97%)、頭痛(81%)、皮膚紅班(49%)、消化管および呼吸器症状と、中等度の出血傾向(17%)」とあります。


これにかかった友人によると、発熱、関節痛がひどいらしく、感染して2,3ヶ月たっても、関節の痛みがとれず、自由に動けないといいます。




近くのコモロという国で、このチクングンヤというのが大発生していて、そこからやってきたのではないかなぁ~と思っています。



レユニオン島の学校は来週、つまり1月31日から、新学期が始まるのですが、


年が明けて事態が深刻化してきたために、島全体の学校の新学期を一週間繰り下げ、学校などの蚊の一斉駆除をすると聞きました。



ええ~~。








これは、絶対にかかりたくないな・・・。


暑くて湿度が高いので、夏は蚊が発生しますがこんなことは、今まで初めてです。

(なんでも、一人死者が出たとか、でないとか・・・)



みんな無事でいますように・・・・。



もし、レユニオン島に来られる方がいたら、しっかり虫除けスプレーを肌につけて、保護してください。さされなければ、大丈夫だそうですから。






マファット 2





あまり嬉しくないけれど、チクングンヤに関する情報です。


・アフリカでは浸淫ないしは流行を示し、疫学的には黄熱のそれに類似するトガウイルス感染症

・媒介蚊はヤブカAedesで、野性動物(サル、鳥類)が宿主となる。インドや東南アジアでも認められる

・臨床症状はデング熱に近く、ヒトの場合、良性の経過をとる発熱が5-10日間あり、その間非常に激しい骨関節痛が特徴的(チクングンヤとは部族語で《骨が折れるほどの苦痛》の意味)

・猩紅熱様または麻疹様の紅斑を伴い、時には掻痒と頚部や鼠径部のリンパ節腫大を認める

・回復には時間がかかり、再発も比較的頻繁である。不顕性感染も多い




(上記は、 関節痛や皮疹を起す疾患 より)








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Last updated  2006.01.27 13:28:38
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natsuki.kaw

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大池夏彦@ Re:■タマリンドの木(10/21) 大変貴重なお話、ありがたく読まさせてい…
大池夏彦@ Re:salut_chloeさん(10/21) mimi_ylangさんへ
natsuki.kaw @ nisaさん nisaさん、お久しぶりです。お元気ですか…
nisa@ 嬉しいっ♪ mimiさん、お帰りなさい! 時々のぞいて…
カズ姫1 @ Re:◆年の瀬(12/28) こんばんは。 私も最近のような昔のよう…

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