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最近、ブルゴーニュワインのリストを眺めながらよく考える。大して思い入れのないワインに1万円以上出すのはやめた方がいいと。1万円以上するワインを惰性で買っていると、いざ欲しいと思うワインがたとえば5万円で売りに出ても、現金が足りず、借金するのも億劫で、結局買うことができない。つまり、1万円以上するワインをだらだら買うことは、5万円のワインを買い損ねるチャンスロスにつながる。
目の前に東急百貨店本店の来年1月のワインのオファーリストがあるが、こういう視点でみるとヴォギュエもデュジャックもメオ・カミュゼも、ほとんど買えない。14年は子どもの誕生年だから長期熟成向きのワインを入手したいのだが、軍資金には限度がある。
思い入れのあるワインもないことはない。デュジャックならクロサンドニ(3万2400円)、ヴォギュエならミュジニーVV(9万720円)。しかし、本当にいい値段である。
ブルゴーニュワインに親しみはじめた2002年頃、ヴォギュエのミュジニーVV2000年は東急本店で3万円だった。買うのに逡巡し、次の日に意を決して買いに行くと無くなっていたのでよく覚えている。ざっくり3倍である。 クロサンドニ。最初に購入した頃は1万円台後半から2万円程度だったように記憶している。現在の価格は2倍程度となる。
さて。ヴォギュエとデュジャックの掛け目の差は、どこから来るのだろうか。そう考えると、ヴォギュエに手を伸ばすのはさらに億劫になる。
では、金輪際高いワインを買わないのかといえば、そうではない。新酒で出る時以外、買いにくくなるような希少な長期貯蔵用の銘柄で、なおかつ本当に欲しいと思う銘柄であれば、貯金を崩してでも買う。具体的にはロマネコンティであり、同じDRCのモンラッシェ、シャブリのラヴノーの大半の銘柄。過去に見学させてもらったJFミュニエも、思い入れのある分、長期貯蔵用に買っておきたい作り手に入る。ミュジニー、ボンヌマール、アムルーズを入手できるなら買うだろう(もっとも今はまず入手できないので杞憂もいいところだが)。こうした銘柄が入手できなくなり、お金が余っていたら、ヴォギュエのミュジニーVVやデュジャックのクロサンドニに手を伸ばすと思う。
以上を踏まえると、余計なワインは買えない。お付き合いするお店はリアルもネットもかなり減った。
こういう姿勢だと、買うべきワインの入手機会は減る。ただ、インナーサークルの如き閉鎖的な店やシッパーと無縁でいることは、買うべきワインを入手するチャンスを失う以上に優先すべきことだ。買い物をしていて気分が悪くなるような関係者とは付き合いたくない。
先日、ある大手百貨店を退職した人と飲んだが、ワインの購入に関する個人的な経験を話したら「そんな店とは付き合いたくなくなりますよね」と意気投合した。今お付き合いしている東急百貨店やその他の店は、こういうインナーサークル的な悪弊を排除する仕組みを採り入れているので、安心して通っている。
余計なワインを買わないためのノウハウは、余計な情報を頭に入れないことに尽きる。注目の新規生産者には目配せしない。店に通っているだけでも新しい名前を目にするので、その範囲にとどめている。
前回渡仏した2010年以降、どんなブルゴーニュワインを飲んだか考えた結果、この作り手が一番多かったと思う。ネットショップでレアな銘柄を買うチャンスがある時に「他のワインも同数買え」という指示をされると、だいたいこの作り手を選んでいた。どれを飲んでも美味しいと感じている。
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