鴨がワインしょってきた

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2019.03.30
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カテゴリ: 日記
◇土曜の昼下がり、スマホでネットオークションをのぞいていると、ニコラ・ポテルの「ヴォーヌ・ロマネ1級レ・ゴーディショ 2002年」をみつけた。ワイン愛好家の方らしく、きちんとした説明がなされている。
 レ・ゴーディショは、DRCの「ラ・ターシュ」に隣接する畑。現在のラ・ターシュ区画の一部はゴーディショそのもので、後からラ・ターシュに組み込まれた。
 組み込まれなかった残りの「ゴーディショ」についても、現在ではラ・ターシュに準じる畑とみなされ、他の生産者が造るワインが高値で取引されている。
 実は私は、ネゴシアンであるポテルのレ・ゴーディショは「DRCの造ったワイン」あるいは「DRCのブドウを絞ったジュースを醸造したもの」だとばかり思っていた。
 しかし、この出品者の方によると、DRCのブドウを購入してポテルが造ったワインであり、途中の年からはユドロさんという別の方のブドウも混ぜて製造していたとの記述があった。えー、知らなかったな。
 私が1本だけ持っている2005年のポテルのゴーディショは、DRCのブドウですらないかもしれない。購入したショップは何も説明せず売っているのだから、こちらが勝手な思い込みをしていたというわけだ。
 途中まで正しかった情報が、ある時点から過去のものとなり、不正確になることはブルゴーニュワインの世界ではよくある。かつて、別の作り手のワインについて、ある楽天ショップの販売ページに書かれていることが間違っていることに気がつき、「生産者から直接話を聞いたが、その情報はもう不正確だ」とメールで伝えたことがある。店の対応は「はいはい、分かったよ(ケッ)」というもので、商売の邪魔をするなといわんばかりだった。




(問題であれば上のスクショは削除するつもり)

 一方、この際なので英文記事も探して読んでみようと検索したところ、とあるブログ記事にたどりついた。それによると、ユドロさんはマシャール・ド・グラモンに貸していると書いてあった。マシャール・ド・グラモンのワインではゴーディショが抜きんでて価格が高く、ドメーヌの顔のようなワインである。何が本当か分からないが、日本語で読んだネットオークションの出品者の説明が正確なのではないか、との印象を受けた。










 この英文のブログによると、DRCはゴーディショのブドウを(ポテルのような)ネゴシアンに売却するか、自社製のキュヴェ・デュヴァール・ブロシェに使っていると記述されている。情報が正しいのかどうかはさておき、ラ・ターシュの片鱗を感じたいなら、デュヴァール・ブロシェを探して買うのが一番妥当ではないかな。DRC以外の生産者が造るワインにはその良さがあり、「ラ・ターシュの隣」という点にこだわっても仕方ない。
 余計なお金を使わないという意味では、ゴーディショがラ・ターシュに隣接する畑であるという知識そのものが邪魔な気がする。ヴォーヌ・ロマネには、マルコンソールなど他にも良い1級畑があるので、レベルの高い作り手のワインを適正な価格で買って飲めば良い気がする。





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最終更新日  2019.03.30 18:25:39
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