いつも戻ってくる場所で...

 いつも戻ってくる場所で...

食事改善に至るまで

お花ー紫  食事改善に至るまで  お花ー紫


物心ついた頃から「アトピー」でした。
それでも成人するまでは今思えばたいしたことはなく、
部分的に湿疹が出ていたり肌が乾燥する程度だったように思います。

ひどくなったのは20才頃だったでしょうか。
社会に出て親元も離れ、新しい生活環境に慣れて来た頃です。
街の開業医の皮膚科にかかりました。
程度の軽いとされるステロイド剤入りの軟膏と
セレスタミンという飲み薬を処方され、以降、塗り薬は毎日、
飲み薬は2週間飲んでしばらく休みまた2週間服用する、という生活を
7年くらい続けました。

その頃の私は漠然と「ステロイドは恐い」と思っていました。
本当は体質改善しなければいけないとも。
ただ治るかどうかもわからない自然療法をするよりは
手軽なステロイドを選んだのです。


27才の誕生日を迎える前の5月、
それまでの薬を服用しても抑えきれない程のひどい症状がでました。
薬を手放せなくなってしまうことや、ステロイドの副作用を考えると
もっと強い薬を処方してもらうことができませんでした。

長い間、薬で抑えてはいても、肌のことで
ずっとコンプレックスを持ち続けていた私は、初めて心の底から

「自分が抱えているこの病気を根本から治したい」

そう思ったのです。

間借して住んでいたので生活費が少なく済んでいたことと
ちょうど自宅で作業できる仕事をいただけたこともあり、
思いきって「ステロイド断ち」を決行することにしたのです。



© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: