女だって同じさ
なーんて言葉をよく日本にいたころ、オヤジ達から聞いていた。
なんだって～？？
開き直るな。
全く、石田純一のつもりか？
美化しようとしてるのか？
聞いて呆れるわ。
しかも、なんで、「毎日」の部分がカレーで、「たまに」の部分がステーキや寿司なわけ？
ざけんなよっ！
女だって、同じじゃい！！
何も、男ばっかりが「飽きっぽく」、「違うものを食べる」権利があるって事は、ありえない。
ただ、一度「カレー」と決めたなら、「違うものを食べる」のは、モラルに反するし、しがない「カレー」はやっぱり、「あたしの大好物」で、万が一他の「食べ物」を食べてあたしの大好物が悲しい思いをするんだったら、そんなことはしないだけなんだ。
だーけーど、やっぱり、毎日毎日、何の変化もないと辛いから、何かスパイスがないとね！
そこで、女達はショッピングをしたり、女同士でお茶したり、髪型を変えたり、爪をいじったりするわけである。
女達は自分自身を楽しんで、誰にも迷惑をかけないように、気分転換をしてるのよ！！
ということで、あたしは髪型を変えたい。
ものすごく変えたい。
日本にいた頃は、半年毎にクリクリとストレートを繰り返していた。
でも、アメリカの美容院は、なんだかさー、嫌なイメージあるのよね。
あたし、チップ制度嫌いだし。
だから、毎年日本に帰ったときに美容院に行くんだけど、パーマは一年もたないから、ついついストレートになってしまう。
という訳で、ここ数年、ずーーーっとストレートロング。
レイヤー入れたり、少しずつは変化をいれたけど、いい加減飽きたー！！
だから、あたしは旦那に宣言した。
「アメリカの美容院、好きじゃないけど、いっちょパーマにしてくるわ」って。
したら、旦那、すんごい真面目な顔をして、
「駄目駄目」という。
理由は、あたしはパーマをしているとき「犬」みたいなんだって。
あの、「オールドイングリッシュシープドッグ」に似ているらしい。
しーん・・・。
そういや、日本でもあの髪型をしているとき、同じ雰囲気を持つ若者には「イケテルネ」って言われてたけど、他の人達には「感電したの？」とか「メビウスだっけ？頭にヘビをいっぱいつけている魔女みたいの。それみたい。」とか、散々の言われようだった。
みんな、ひどくない？？
本当にひどかったのは「くろ○ぼみたい」って言われたこと。大人なあたしは忘れてやろう。
あー、なんか髪型を変えたいのに、なんにも浮かばないなんて、あたしとしたことがぁ！！
ああ、変化が欲しい！
なにか、あたしの心がウキウキするような、でっかい何かが欲しい！
仕方ないから、買い物にでも行こうな。
メークの仕方をガラって変えてみようかな。
「寿司」や「ステーキ」を食べて「カレー」を悲しませたくないし。
それよりも、なによりも、あたしは「カレー」だけを食べ続けていきたいんだし。
それに、「カレー」が大大大好きなんだから！
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