アシカのお話｛おもいつくまま書いてみた｝
アシカは６歳。パパは死んだ。ママは生き延びる為、知らない人と結婚した。
「結婚ってなあに？。。」
「ママにも、わかんないよ」ママ、遠い
遠い目をした。。
新しいお父さんはアシカに優しかった
アシカは平和で不自由ない暮らしの中ホントのパパを忘れそうで怖い気がした
ホントのパパを見つけに行こうとパパのお墓へ行った
パパはいなかった、
白いお墓の石がひっそりしてて周りにはお花達。
ママがお葬式の日
泣きながらすがったお墓、
何度も口づけし「あなたを忘れないわ」って囁いたお墓。
今ではパパのお墓にはお花がない。
白いお墓の前で色の黒いアシカのパパは笑ってなかった
白い歯を見せてママとアシカを大きな腕で抱きしめた
前みたいにそんな風にアシカを抱きしめてくれなかった
アシカは悲しくなってお家に帰ると玄関口から聞こえるママの声。
ママが新しいおとうさんに抱きしめられて笑ってた。
楽しそうなママはパパを忘れたみたいだ
だからアシカは、パパを一生忘れないねってホントのパパに囁いた
お父さんのお仕事の都合で引っ越しした
仲良しだった隣のラクダには言えた
「一生忘れない」って。。
パパとラクダ、アシカの不滅のメモリー。
寂しいときいつも思い出す。
ホントのパパといった動物園。。。ライオン。シマウマ。ペンギン。親子のお猿。
パパとアシカみたいだって笑い合った。あの日。
忘れないね。ずっと・・・
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