中3だった頃 参

~中3だった頃 参~

私って生きててなんの価値があるの?
私が生きててなんかいいことあるの?
そんなことばかり思ってた。
でも
どんなにつらくても、私には死ぬ勇気すらなかった。

ううん、違う。
死ぬ勇気がなぃんじゃなぃ。
本当はどこかで生きたいと思ってたのかもしれなぃ。

ずっと羨ましかっただけ。
周りのみんなは笑顔で幸せそうで。
私だけ取り残されたような気がしてた。
本当は死にたいんじゃない。我慢したいんじゃない。

私は笑顔になりたかった。
作りものなんかじゃなぃ笑顔になりたかった。
みんなと同じように、みんなと一緒に笑いたかった。
ただそれだけ。

でもそうなる方法見つかんなくて、わかんなくて
すべてを恨むしかなかった。
苦しんで、憎んで、泣くしかなかった。

本当は独りなんか嫌だったのに。
寂しかったのに。


私は弱かった

中3だった頃 終 につづく


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