人工股関節・灯里☆の日記

人工股関節・灯里☆の日記

精神障がい者復帰施設ボランティアの事



早いものでさつき会ボランティアを有志で立ち上げてから13年になりました。私が工房のボランティアをしたいと思った理由はーー

1、平成7年10月第1回の精神衛生ボランティア講座が(7回コース)終了し、精神障がい害について知識が多少みについたのでそれを活かしたいと思いました。

2.同じ人間としてメンバーさんと同じ視線で話をしたい。

3.さつき工房が自宅から近かった事。これは足にハンデイがある私にとってありがたい。

4.退職後、義父母の介護があり、見送り、また2人の息子も就職し、夫婦2人になって時間があること。

講習会終わって数日後、健康センターから受講者対象に文章がきて工房に集まりました。
7,8名の参加でしたが普通の風を送り込んで欲しいと言う説明でボランティアをすることで賛同しました。会長は人生経験豊富な当時70歳のAさんを全員で指名し名称もさつき会となり産声をあげました。会計はOさん、書記私。

今、浮かんでくるのは第1回目のボランティア訪問日の事です。携わるものの心得のメもを渡され、なんと言っても普通の風をおくりこむこと、このひと言で安心と勇気をもらいました。

ありのままの自分で背伸びする必要もないことを知りとても気がラクになりました。とはいってもメンバーの方々との自己紹介のあとは話題もなく、緊張し、限られた時間が終わったらホッとしました。

真面目なメンバーの方々は尚更ストレスになったのではと心配でした。

その後、定例日に(月2回)菓子箱やしいたけの箱の組み立てなど、メンバーの方に手取り、足取り教えていただくなかで会話も自然体でできるようになりました。

さつき工房は暗いイメージと思っていたのに自分の思い込みの間違いにきずきました。
 懇親会などでメンバーさんと一緒に作るカレーは大勢で刻むので形は不ぞろいでも各家庭の味がミックスされ味は抜群でさつきカレーと名前までついてしまったのです。
 できる事を楽しくやろうボランティアを合言葉にボランティア同士も和やかな雰囲気作りをしています。
 バザーなどに出展する和紙細工つくりはお互いの得意な所をかみ合わせながら競争なしのよい関係を作りながら急がず、ゆったりした気分で売り物にできるように心を込めて丁寧に作っています。
 時々話が弾んで手元がおろそかになりますがーー。
家族会[コスモス会」の方にも刺し子の研修をして頂き私たちも腕を上げ家族会のお手伝いもしたいと思っています。
 バザー、ふれ合い祭りもメンバーさんと一緒に楽しく参加しています。自分たちがお手伝いした作品が売り物になり喜んで下さるお客さんを見ると自分も少しは社会の役にたっているのかなーと幸せな気分に浸ることができます。

お互いに慣れてからは工房の行事計画の花見、新年持ちつき大会、バス旅行などにも参加させてもらい、一緒にはしゃいだり、ゲームをしたり,仮装して踊ったり、若い気分になる事ができました。




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