紛らわしいぞパイント

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2006年02月01日

(12)

テーマ：アメリカ生活のあれこれ・・・(2043)

カテゴリ： ■米国あれこれ体験記！

前回気温の話をしたので、ついでにもうひとつ単位にまつわる話を。

以前住んでいたイギリスとアメリカは、もともと同じ国なだけあって「ポンド」（４５４グラム）や「マイル」（１．６キロメートル）など共通の単位を多く使うのですが、同じのようでありながら実は違う紛らわしい単位が、牛乳やビールなど飲み物の量の単位「パイント（PINT)」です。

百聞は一見にしかずということで、まずはそれぞれのパイントを比べてみましょう。

まず下の写真がイギリスの１パイントの牛乳。

３種のミルク

左下に小さく書いてあるとおり、１英パイント＝５６８ｍｌです。

次に、下がアメリカの牛乳。

アメリカ牛乳

こちらは１米パイント＝４７３ｍｌ。
こっちのほうがだいぶ少ない！

ちなみに、上のイギリスの牛乳は、国家を挙げて牛乳のふたの色分けの仕方が統一されており

さて、どうして同じパイントなのにこんなにも量が違うのか、その歴史的経緯は WIKIPEDIA にも説明されていますが、実は深田恭子よりも深い理由があるのです。

その説明の前に、まずパイントはガロンの８分の１のことなので、アメリカ・ガロンとイギリス・ガロンがなぜ異なるのかということに話を置き換えて説明しましょう。

もともとイギリスにおける「ガロン」は、量るものによって「コーン・ガロン」や「ワイン・ガロン」など、微妙に違うさまざまな大きさの単位が使われていたそうです。
それらのうち、１８世紀はじめにアメリカに伝えられたのが「ワイン・ガロン」（＝３．７９L)。
したがって、これを８で割ると今日の米パイント（４７３ｍｌ）になります。

ところが、イギリス議会は１９世紀はじめになって「いろいろな大きさのガロンがあるのはけしからん！ひとつに統一しよう。」という話になり、単純に１０ポンド分の水の体積（４５４ｍｌｘ１０＝４．５４L）を１英ガロン（IMPERIAL GALLON)としたのです。
したがって、イギリスのパイントは、単純に１ポンドの水の体積（４５４ｍｌ）を１０倍して（４．５４L)、それを８で割っただけ（５６８ｍｌ）のことだったのです。

というわけで、ちょっと意外なことにイギリスのパイントのほうが歴史が浅いということになりますね。

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最終更新日 2006年02月02日 12時53分30秒
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■コメント

Re:紛らわしいぞパイント(02/01)

ｍｇ８８１２さん

今日は久々にＦｕｍｉ君の「理系の男の子」の素顔が垣間見えたわ。超文系の私はパイントがガロンの８分の１ってくだりらへんから「あ、もうダメかも」って感じでした。

いやでもしかし、アメリカとイギリスのＰｉｎｔが違うってのは知らなかったので、勉強になりました。いつも知識をおすそ分けしてもらって、どーもありがとー。 (2006年02月02日 13時53分01秒)

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Re:紛らわしいぞパイント(02/01)

ricco さん

なんか頭痛くなってきました．．．（苦笑）。
ところで以前購入されたこのミルクは、凝固する前にちゃんと飲みきれたのかな？

結局セレブなワタクシは、インド人が必死になってゲットしたビクラスで日曜からインドに行くことになりました（泣笑 (2006年02月02日 16時44分26秒)

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Re:紛らわしいぞパイント(02/01)

パンダ7 さん

(*￣-￣)ふ～ん　元々はイギリスから伝わったのに、イギリスのの方が歴史が浅いって…そんな事もアリなんですね。

日本の牛乳パックも　調整乳と生乳はパックの上部の凹みで分けられていますよね。蓋の色だと…目の不自由な人には分かりませんね。それは別に分け方があるのかなぁ～? (2006年02月02日 17時05分24秒)

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私も単位は嫌いだ～

ぐうたらワイフさん

おひさぁ～。fumifumiさん。

私も単にはすごく嫌なんです。ややこしくって。
アメリカのお料理の本に1カップとあってもこれが約２３７ｍｌらしくって。そうそうイギリスは２５０ｍｌで、日本は２００ｍｌ。

オンスとかオーブン温度ガスマーク５とかいまだにチンプンカンプンの私です。 (2006年02月02日 19時14分32秒)

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Re:紛らわしいぞパイント(02/01)

Cinna さん

確かに英と米で違うなーなんでだろう、って思ってました。なるほどね。（結構イギリスって適当（笑））

イギリスにいた時、確かに色が統一されているのってとっても便利～って思った。
アメリカで牛乳買う時は、きちんとみないとね。
ちなみに私は絶対WHOLE派。間違っても他のでシリアルなんて食べた日には吐きます。 (2006年02月02日 23時18分56秒)

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なんかどこかの研究所の子供向けページみたいになってきましたが

じょん・どーさん

せっかくいただいた講義、完スルーしてしまいましたが
アメリカのパイントのほうが少ないということは理解できました。
（それって最初のところだけじゃん）

僕はもっとも多くの人が買っている（ように見える）セミスキムド派。
この中途半端なイギリス人の健康への配慮の仕方が大好きです。
そんな牛乳飲んでも、よこでそんな脂っこいもん食べたら関係ないよ・・・ってなかんじで。 (2006年02月03日 02時17分35秒)

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Re[1]:紛らわしいぞパイント(02/01)

fumi fumi さん

ｍｇ８８１２さんこんばんはー！

＞今日は久々にＦｕｍｉ君の「理系の男の子」の素顔が垣間見えたわ。超文系の私はパイントがガロンの８分の１ってくだりらへんから「あ、もうダメかも」って感じでした。
＞
＞いやでもしかし、アメリカとイギリスのＰｉｎｔが違うってのは知らなかったので、勉強になりました。いつも知識をおすそ分けしてもらって、どーもありがとー。
-----
もうだめかも、、、て早すぎます！
イギリスのパイントは一人暮らしにちょうどいいサイズだったのだけど、アメリカのサイズにまだ慣れません。
(2006年02月05日 17時50分18秒)

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Re[1]:紛らわしいぞパイント(02/01)

fumi fumi さん

riccoさんこんにちは！

＞なんか頭痛くなってきました．．．（苦笑）。
＞ところで以前購入されたこのミルクは、凝固する前にちゃんと飲みきれたのかな？
＞
＞結局セレブなワタクシは、インド人が必死になってゲットしたビクラスで日曜からインドに行くことになりました（泣笑
-----
インド出張いってらっしゃーい。
インドでは必ずお腹を壊すといいますが、がんばってのりこえてくださいね。

ちなみに以前の牛乳はシリアルにかけてすべて消費しました。
僕はセレブには珍しく貧乏性なので物を腐らせることはめったにないのです。
(2006年02月05日 17時52分22秒)

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Re[1]:紛らわしいぞパイント(02/01)

fumi fumi さん

パンダ7さんこんばんはー！

＞(*￣-￣)ふ～ん　元々はイギリスから伝わったのに、イギリスのの方が歴史が浅いって…そんな事もアリなんですね。
＞
＞日本の牛乳パックも　調整乳と生乳はパックの上部の凹みで分けられていますよね。蓋の色だと…目の不自由な人には分かりませんね。それは別に分け方があるのかなぁ～?
-----
日本の牛乳には凹みがあるんですねー。
しりませんでした。
シャンプーの横のぎざぎざみたいなものかな？
勉強になります。
(2006年02月05日 17時53分47秒)

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Re:私も単位は嫌いだ～(02/01)

fumi fumi さん

ぐうたらワイフさんこんばんはー！
お久しぶりです☆

＞おひさぁ～。fumifumiさん。
＞
＞私も単にはすごく嫌なんです。ややこしくって。
＞アメリカのお料理の本に1カップとあってもこれが約２３７ｍｌらしくって。そうそうイギリスは２５０ｍｌで、日本は２００ｍｌ。
＞
＞オンスとかオーブン温度ガスマーク５とかいまだにチンプンカンプンの私です。
-----
そういえばテーブルスプーンのサイズも違うんだっけ？
オーブン温度ガスマーク５ってなんですか？
(2006年02月05日 17時55分17秒)

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Re[1]:紛らわしいぞパイント(02/01)

fumi fumi さん

Cinnaさんこんばんはー！

＞確かに英と米で違うなーなんでだろう、って思ってました。なるほどね。（結構イギリスって適当（笑））
＞
＞イギリスにいた時、確かに色が統一されているのってとっても便利～って思った。
＞アメリカで牛乳買う時は、きちんとみないとね。
＞ちなみに私は絶対WHOLE派。間違っても他のでシリアルなんて食べた日には吐きます。
-----
僕はイギリスではセミスキムが多かったです。
すきむだと紅茶やコーヒーに入れてもただ薄まってるだけって感じなんだよねー。
でもあれだけ売れてるのが不思議です。
(2006年02月05日 17時56分44秒)

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Re:なんかどこかの研究所の子供向けページみたいになってきましたが(02/01)

fumi fumi さん

文系頭のじょん・どーさんこんばんはー。

＞せっかくいただいた講義、完スルーしてしまいましたが
＞アメリカのパイントのほうが少ないということは理解できました。
＞（それって最初のところだけじゃん）
＞
＞僕はもっとも多くの人が買っている（ように見える）セミスキムド派。
＞この中途半端なイギリス人の健康への配慮の仕方が大好きです。
＞そんな牛乳飲んでも、よこでそんな脂っこいもん食べたら関係ないよ・・・ってなかんじで。
-----
イギリスはフィッシュアンドチップスとか揚げ物ばっかりだからねえ。
でもベジタリアンが欧米では一番多いのもイギリスですよね。
アメリカでは意外とベジタリアンが少なかったのでびっくりしましたよ。
(2006年02月05日 17時58分54秒)

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