精神世界の叡智

輪廻転生は巧妙なシステム

輪廻転生は巧妙なシステム人間は何千、何万回と生まれ変わり、過去世のできごとが、今の人生に大きく影響しているといわれています。 私の場合、今の自分に大きく影響を及ぼしている過去世は、武士のときと、修行僧であったときのようです。 この二つの過去世が強く反映しているため、スピリチャルなことに非常に興味を持ち、また、趣味として合氣道や能楽をやっていたり、着物に興味があるのだと思います。 また、別の言い方をすれば、過去世のできごとは、今生に持ち越された解決すべき課題ともいえるようです。 私がかつて武士であったとき、当時は滅私奉公で仕えるというのは当然でした。 しかし、自分のどこかに、自分の気持を殺さなければいけないというやるせなさや、自己否定からくる怒りなど、そうしたトラウマが強くあったようです。 私はそのトラウマを解消するために、それができるこの時代の日本に、その課題を持ち越して生まれてきたようです。 自分の気持を殺さずに、自分の気持を解放し、自分の気持に正直、自分らしく生きる。 そして、楽しく生きる。 そのためには、そのトラウマをもう一度体験することが必要でした。 そのトラウマをもう一度体験するために、私は生まれてくる前に、そのトラウマを作ってくれる親を選んできたようです。 私の親はとても厳しく、何をやっても怒られていたため、自分の気持を押し殺すようになり、人の顔色を伺うという、いわゆる良い子に育ってしまいました。 私はそのときのトラウマをずっとひきずり、かなりの間、自己否定を続けてきました。 どうしたらここから脱却できるのか・・・ その答えを精神世界に求め、学生時代から精神世界への探求が始まりました。 今の家内に出会ったことや、様々なスピリチャルワークや心理療法などで、だんだん心が癒され、最近になってそのトラウマの『根源』に到達できるようになってきました。 先日、珍しく明け方に目が覚め、あることにふと氣がつきました。 自分は武士のときのトラウマを解消するために、もう一度それを体験するためにこの親を選んだのだ。 そして、それを解決するために、サポートしてくれる人に出会うように設定し、さらに霊的に成長するため、精神世界に縁ができるよう、生まれる前に全てを自分でプログラムしてきたのだと。 まだまだ解決すべき過去世の傷はあるのですが、大きなテーマを一つクリアできつつあるようです。 かつては自分の人生を呪ったりしたものですが、今こうした人生を歩んでこれたことに、大いに感謝しております。輪廻転生とは、自分の魂を成長するための巧妙なシステムなのですね。