優曇華　～彷徨える吟遊詩人～

ありがとう

ありがとう
　　　　　　　　　　　　　　　　作詞・作曲　優曇華


故郷(ふるさと)へ電話をするのは　決まって困った時
「お金が無いから　仕送り頼む」　毎月決まった台詞(せりふ)

父さん元気かい　母さん元気かい　弟は元気か
たまには手紙でも書けばいいのに　知らないうちに日は過ぎる

　時折　届く　小包に　何だか　何だか　嬉しくて
　どうしても　どうしても　泪が止まらない

　ありがとう　ありがとう　ありがとう　
　ありがとう　ありがとう　優しい人


帰る度に　年老いてゆく　父さん　母さんへの
たったひとつのお土産(みやげ)は　僕の笑顔だろう

親元離れた　ひ弱い雛(ひよこ)が　また　こうして旅立つ
それを見守る　母親の眼には　キラリと光る　一雫(ひとしずく)

　時折　届く　懐かしい文字　何だか　何だか　嬉しくて
　どうしても　どうしても　泪が止まらない

　ありがとう　ありがとう　ありがとう　
　ありがとう　ありがとう　優しい人

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