バーリ駅を挟んで2つの私鉄があるが、
アルベロベッロへ行く私鉄は 裏口方向にあると事前調査済みだ。
私鉄の名前「Sud-Est鉄道」が書かれた地下通路を抜けて。
Sud-Est鉄道は、ホームの端に 切符売り場の駅舎があった。
得意のいい加減イタリアンを話すと、
次のアルベロベッロ行きの時刻と往復の切符を手に入れた。
最近イタリアでは、往復の切符を買っておかないと、
帰りに切符を買えないおそれがあるのだ。
1時間に1本もないはずのホームには、結構頻繁に列車が入ってくる。
乗客にアルベロベッロ? と いちいち確認する。
これじゃない、これじゃない と毎回教えてくれる。
あまり暇なので、駅舎へ行って、
アルベロベッロからの帰りの列車のことを聞くが、さすがに通じない。
ちゃんと英語がしゃべれる駅員さんを呼んで説明してくれた。
2-3時間見学しても、帰りは1時間に約1本走っている。
日曜日は全部運休、土曜は相当少なくなるようだが、平日は安心だ。
それにしても こんなに頻繁に来るのに
アルベロベッロ行きは、なかなか列車が来ない。
路線は、結構長く枝分かれもしているのには驚いた。
路線図で見ると、アルベロベッロは終点でなく、途中駅だった。
ようやく来た列車に乗り込む。
車窓からは、田舎の風景と町が交互に現れる。
畑が多くなってきたあたりから、ツルッリが見られるようになった。
ツルッリとは、あの、三角屋根だ。
たいていは畑のそばの物置に使われているようだ。
アルベロベッロにしかないと思っていたものが、
こんな車窓から見られるのだ。カメラを向けても車窓の写真は難しい。
乗車時間1時間半。
Alberobello
アルベロベッロの駅到着。
駅前からいくつかの坂道があった。
どの道だろうか?
と 地図を見ている間に人々はそれぞれの道に消えていった。
駅からは5-10分くらい歩くはずだ。
家々は、込み入って建ってはいるが
小さな町のようだから、見当で、真ん中の坂道を進む。
あれっ?
路地を見ると、ツルッリが見える。
路地に入ってみる。
塀があったりして、ツルッリが連なっているが、
見物客は居ない。 写真も撮りにくい。
ここが観光地のはずはない。
ツルッリが密集している地区は、土産物屋が並ぶモンティ地区と、
その向かいの静かなアイア・ピッコラ地区とがあるそうだ。
でも、ここはアイア・ピッコラ地区でもない、普通の住宅街のようだ。
もうちょっと愛想があるところに行きたいな。
アルベロベッロ って、全体が ツルッリしか並んでいない町かと思っていたので、
普通の町の一部であることにガッカリ!
そして、逆に、こんなに普通の住宅街の中に ツルッリがあるのでガッカリ。
ホントの世界遺産地域に行きたい!
少しすると、標識があった。
この先にあるようだ。
ジュリエットへの手紙(勝手に日本語化)… 2010年09月23日 コメント(6)
イタリア次期新幹線(?) エヴァみたい… 2010年08月06日
紫式部の京都 次回の京都の楽しみ 2010年03月30日 コメント(8)
PR
コメント新着
カテゴリ
キーワードサーチ