お気楽 闘病?生活

お気楽 闘病?生活

4.退院す!! その1…ひたすら眠い!



  退院の日、実家の父に迎えに来てもらい、車が雪道でがたごと揺れる中、痛む傷口を抱えなが 
 ら(といっても車で5分くらいの距離ですが)、実家に向かいました.自宅も近いのですが、最 
 初は日々の生活もままならないだろうと、実家で親子3人面倒を見てもらうことになったので 
 す。親というものは有り難いものですね.

  入院中は、6時に起き、検温の後洗顔、少し安静にして8時に朝食、9時過ぎから回診(開い 
 ている先生方が全員で各ベッドによって何かしら声をかけてくれました.(何かあったら、聞い
 てくれるというのは、心強かったです。)、10時におやつ、12時に昼食、3時におやつ、6
 時に夕食、8時におやつ、そして洗顔をして10時(9時だったかも)に消灯です。合間に寝た 
 り、リハビリかねて院内を歩き回ったり、シャワーを浴びたり、看護士さんや看護助手さんとお 
 しゃべりしたり、面会があったり、となかなか規則正しくも忙しい毎日でした。

  私の場合、病院が交通の便がいいこともあり、両親や家族の他に職場関係の方々が面会に来て
 下さることが多く、暇でどうしようもないということはありませんでした.むしろ、個室にして
 たの患者さんに迷惑をかけなくてよかったと思うくらい皆さん誰かかしらお見舞いに来てくれ
 て、本当に人の情を改めて感じた一ヶ月でした。

  入院している間は、療養しているつもりが、やっぱり、どこか気を使っているところがあった
 らしく、退院後しばらくは、食べては(といっても、まだ人の10分の1くらいをものすごく時
 間をかけて、でしたが。)、気がついたら寝てる、という生活をしていました。

  実は、本好きな私ですが、入院前にどっさり持って行った本はほとんど手つかず.父曰く「あ
 んなに本好きなヤツが読まないなんて、やっぱり具合が悪かったんだな」と言っていたそうで
 す.入院中は意識していませんでしたが、そういえば、ひまがあるとソファに座ってもなかなか
 本に手が伸びず、テレビばっかり流し見ていました。 退院後、十日ぐらいしてからやっと食べ
 る、寝る、読書の生活になったように思います。

  食べるほうも、なかなか量がはかどらず、ちょっとでも栄養をつけるようにカロリーメイトやヨーグルト、チーズ、バナナなどちょこっと食べれて手軽に栄養補給できるものを常に身近においておきました。 ま、大半は父が「悪くなる~」と言いながら処理してましたが。


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