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てぇーいッ!
『・・・フン、巨体での力尽くのみとは・・・・・・これが馬鹿の一つ覚えという奴か』
あァもうッ!お前ホンットムカつくゥー!!
一撃鉄槌!!ディザスタァァフィストォォォォォォッ!!!!

『何?』
フン、この世にヒーローがいる限り、悪が栄える事はない!!
うわ・・・来たよ、暑苦しい奴・・・・・・。
『――丁度良い、貴公のデータは入手困難であったからな、此処で幾つか回収させてもらおう』
何と・・・面妖な奴だ、悪以外の何者でも無い。
(ユウヤにも当てはまりそうな理由だよね、それ・・・・・・)
此処が指定の場所・・・らしいな。
その様ですねぇ・・・本物の居城とは、此処の主は良い趣味を御持ちで。
ブレイザー、ファル・・・来たのは二人か、担当区域の奴はどうした?
俺の方は三人に任せた、心配の必要は・・・無いだろう。
イギリスはヴァリスの御二方に・・・少々不安ですがね。
『・・・ようこそいらっしゃいました、戦士諸君』
この声は・・・・・・(ゼフィル・・・・・・)
準備の程は宜しいでしょうから、早速諸君に送る救済案をご案内致しましょう。
『正面に三つの門があるでしょう、その先にはそれぞれ私が育てた三人のロキの仔がおります。簡単な話です、彼等を倒し誰か一人でも私の下へ来られたら・・・侵攻を止めさせましょう』
組織の一員だからって、作戦を止められる程の権力があるとは思えないけどな。
『それはどうでしょう・・・?ご想像にお任せします』
今更犬の相手に戻る訳にもいかないでしょう、皆さんから期待を受けているのですから。
行くしか無い・・・そういう事だ。
『期待してお待ちしております、フフフ・・・・・・』
『皆さん、彼等が入りました。準備の程・・・よろしくお願いします』
・・・了解、シタ。
でもあんな弱っちそうなのが相手じゃつまらなそうねぇ・・・本当に私を満足させてくれるかしら?
じゃなきゃ、今更俺達が呼び出される訳ないだろ?
[Femme Enfant]Terminal 2012.08.30
Femme Enfant:あとがき 2012.08.30
Femme Enfant:第十九話 2012.08.30
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