-*-*-ゅぅのお部屋-*-*-*

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あの日曜日から ~リリside~


『うっそだ~!あははっ!!まじうける!それまじなの!?』

リリは小学校最後のこの1年を

すごく・・・すっごく満喫していた。

「うそじゃないからぁ!まじだし!」

『だってそんなの普通じゃありえないって!』

「メグをなめんなよ!メグを普通だと思うほうがおかしいって」

『あ~そっか!でもいくらメグでもそれはまじ?』

「うそじゃないんだよ~本当に窓をオープン・・・」

『あ~もうやめて~おなかいたいって!』

メグは小学校の女子バスケ部に入っていた。

「メグ~モモもいくらなんでもそれはないとおもう!」

「マユも!それは普通じゃない!」

「ミキも!」

この3人もメグと同じバスケ部だった。

「え~だって本当なんだって!」

『メグ~あんた最高!』

「サヤは?サヤはどう思う?」

「サヤ?サヤはもうウケるしか言えない♪」

『ま~ウケるけどさ♪』

「マナミは~信じるよぉ♪メグはそんな微妙な嘘はついても意味ないってわかってると思う♪」

「ね~マナミはわかってくれた!やっぱメグの友達ぃ~♪」

『マナミぃ~!それ信じるのぉ?』

「うん!だって~よく考えたら普通だよ!」

「『え?』」

「メグが話したのは~窓開けてたら朝に猫が帰ってきたってだけの話じゃん」

『あ・・・そか』

「そうそう。メグの言い方がおもしろいだけ!」

『窓がオープンに猫がニャーだもんね・・・笑』

「「あはは!」」






サユリ・・・

ごめんね・・・

こんなことがあるまでサユリのことなんか考えてなかったよ・・・

ううん・・・

こんなことがあっても

リリのお母さんに言われなきゃ

サユリのことなんか頭になかったんだ・・・

リリ・・・とことんひどいよね・・・

あの時サユリがいなかったら

リリは今でも




・・・一人です・・・

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