石の上にも三年って言うでしょ
今の職場に入って3年過ぎ だいぶ周りが見えるようになって 年の功もあり ちっとは横着な口をきけるようになってきました
スタッフもずいぶんと入れ替わり そして少なくなってきました
報酬が少ないせいで 男性スタッフは一人もいなくなりました
全国ネットのデイサービスで1年半前から 減損拠点のレッテルを貼られ頭をすげ替えられ利益を出すよう涙ぐましい努力をしています
お風呂のお湯の節約からタオルの使い方 業者への制服の洗濯の中止など 緩かった人員配置も介護度に関係なく 4.0対1厳守となりました
marukoが入った時は4人でお風呂を担当していたのが今では2人があたりまえになっています
介護以外の業務は極限まで省き楽になった部分もありますが
今まで以上にスタッフ同士の良好な関係が必要です 事故防止の命綱でもあります
先日まで国の緊急雇用対策の一環で1年研修に来ていたスタッフとお風呂の介助をしていた時のこと
研修生の年齢はmarukoと変わらないけど 何だかコミュニケーションの取りにくい人物でした
仕事の内容を説明しても返事が返ってこない 分かってないのかと思って確認するとフフフッと笑ってるのでだんだんスタッフもわかってるだろうと何も指摘しなくなっていました
めでたく研修の中で2級ヘルパーの資格を取り その日も彼女が洗い場でmarukoが脱衣所で仕事をしていましたひょっと浴室の中を見やると
さっき入ったはずのFばあちゃんが機械浴の浴槽から姿を消してる
研修生は機械浴に背を向けて自立した利用者さんの背中を洗身してました
marukoがあわてて機械浴槽に近づくと Fばあちゃん顔が半分お湯につかりアブブブッアブブブッってなってて 唇から顔全体にチアノーゼ
大声で看護師を呼び お湯から体を引き起こし
Fさ~ん!!Fさ~ん!!大丈夫???って声をかけた
Fばあちゃんは小さな声でひとこと ・・・・ 生きとるよ
研修生が事故報告書を書いたことは言うまでもありません
リーダーは自宅に電話して軽めに報告
この時 嫌われてもしつこく確認が必要だったと反省したmarukoでした