肥満の原因は、遺伝3:環境7



現在、肥満の原因は「遺伝3に対して環境7」とされていますから、生活習慣のゆがみをまず正すことがより大切です。

現代の高度情報化社会では、しばしば不規則な生活を強いられる場合が増えてきました。不規則な生活によって、自律神経のバランスが崩れ、肥満になりやすくなりますから、この点も要注意です。

自律神経のバランスが崩れると、体内の脂肪の燃焼と貯蔵をコントロールしている交感神経の働きが低下し、脂肪が燃えて熱に変わる機能が落ち、やせにくくなるため、結果として肥満の原因になるのです


生活習慣病としての視点 肥満は生活習慣病だと、日頃から認識しておくことが重要です。たとえ遺伝的に肥満体質であっても、肥満は必ず予防できるからです。

太り始めるきっかけが必ずあります。生活環境ががらりと変わった時が要注意で、女性では、結婚、妊娠、出産、閉経などホルモンバランスの急激な変化が、男性の場合は、仕事上のストレス、転勤(単身赴任)など職場環境の変化が、きっかけになりやすいのです。

ライフスタイルが変わったことも見逃せません。欧米型ファーストフード店が増え、高たんぱく・高脂肪・高塩分の食事をとる機会が多くなったこと、コンビニエンスストアの普及による“24時間型食生活”の日常化、自動販売機の普及、慢性的な運動不足、精神的ストレス・・・・・と現代の暮らしには肥満を招く要因がそろいぶみの状態です。



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