股関節痛

1）概要
股関節の故障は以外に多い傾向にある。自覚痛が無い人でもこの故障により他の部位の故障の原因になっている事がある。代表的なものは膝痛の原因になっている事が多い。また、意外なところでは顎関節症の原因になっている事も少なくなく、この場合、股関節を治さなければ顎関節が治らない傾向にあります。

2）故障の原因になっているものは何？
スポーツでも特にスキーが原因のもの、幼児の時に（オシメによるもの）故障を起こし（今は少ない傾向にある）それが後遺症になっているもの。この場合幼児の股関節脱臼は別に扱われる。また、男性はケガが原因になってる事が多いが、女性の場合には、出産が大きく影響している場合が認められる。　

3）男性よりも女性に多い
女性は出産時に、仙腸関節が自動的に動くと言われている。これが出産後うまく元に戻らないと言う事があるようです。これにより、骨盤の歪みとなり、一方の股関節に『異常傾斜圧』がかかり、関節に歪みが生じる事になる。これが膝関節にまでおよび影響を与える事になる。従って、膝関節症は圧倒的に女性に多く見られる。男性で膝が痛いのはケガの場合が多く、ご本人にも思い当たる事があるようです。

4）幼児時の股関節脱臼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
この脱臼が後遺症となっている大人の方を、過去に何人か扱った事がある。相当に歪みがひどくご本人も、立っているだけでも辛いと訴えている人がおりました。この様な人は完治は難しいです。しかし、何度かの施術によりこの位なら、日常生活にも不自由が無く、痛みにも耐えられると言う状態にまで改善された人が何人かおります。この様な方は適当（一ヶ月か二ヶ月に一度ぐらい)に、私の所へ来てアフターケアを、お勧めして何とか維持している。しかし、今までに子供は扱った事がありません。今でも出産時のトラブルでこの脱臼を起こしているものと思われますが、私が見る機会が無いのだと思います。

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