まちゃぴの部屋

まちゃぴの部屋

衝撃の自宅出産


でもよくある事ですよね。私も1人産んでいたのでこんなもんよね。と思っていました。

10ヶ月入ってから最初の土曜日、そろそろ入院準備をしないとな~って荷造りをはじめました。

しまいこんでいたパジャマや下着を洗濯機に放り込み、タオルなどをバッグに詰め込んであとは洗濯が終わったらまたボチボチやろう♪ってのんきに思ってました。

入院準備をしたその日もお腹がよく張っていました。
結構カンカンに張って痛いくらいで日記にもそう書いてUPしました。
ちょうど生理痛くらいの痛み。
でもコレも良くある前駆陣痛なんだと思っていました。

日記を書いてその日は眠りにつきました。
夜中の3時半ごろかな、トイレに起きた息子が私に日曜日の特撮もののビデオ録画をセットしてあるかどうか聞いてきたので目が覚めた。

「ん~、してあるよ~」と答えてまた眠りにつこうとしたけど、
そう言えばまだお腹が張ってるな~って気がついた。

その後も1時間くらい、ウトウトしながら「まだ張るな~、よく張るな~」って思ってた。
でも4時半すぎて5時になる頃には張ってる間、痛くて寝てられないくらいになってきました。
それでも私は出血もなければ破水もないのでコレは前駆陣痛なんだと思ってた。
でも何でこんなに痛いの~!?ってフ~フ~言ってたら旦那が私の様子に気づいて起きて来た。

「大丈夫?病院行く?」って聞かれたけど息子の時はコレくらいの痛みから12時間かかって産んでいたので、朝まで待ってるつもりでいました。
何度トイレに行っても出血も破水もない。
ただお腹が痛いだけ。。。でもどんどん痛みが強くなってきて不安でした。

それでも朝まで待てると思ってた。
でも痛みの中トイレがしたいような感じがしてトイレに走ったらイキナリ子宮口がグワーッ!と開く感覚があったの。

ヤバイ!このまま座ったら赤ちゃん出ちゃう!と感じてこのとき初めて病院に行くことを決意。
旦那に「病院行くから電話して!」と頼んだ。

階下で電話する旦那、この頃には息子も心配して起きてきていました。
でももうこの頃には立てなくなってしまいました。

旦那も焦って「大丈夫?行けるの?」っていうから「どうしたって行かなきゃしょうがないじゃん!」と寝室のドアを這うように出ようとしたその時!

なんと私の体の中で赤ちゃんの頭を感じました。
「あ~!もう赤ちゃん出ちゃう~!」と叫びながら必死で押さえるものの
予想より小さかった赤ちゃんは“ちゅるん”とあっという間に出てきてしまいました!

夜中の3時半に起きてからわずか2時間弱でこんなに急に産まれてしまうなんて思っても見なかった。

スウェットのズボンの中に産まれ落ちた赤ちゃんを拾い上げてみると、お口がガボガボいってたから下を向かせて(丁度赤ちゃんをお風呂に入れて背中を洗うようなカッコ)背中を叩いた。(ここで妙に冷静な私がもう1人いてゆさぶられっこ症候群ってのがあるんだから赤ちゃんを逆さにして振っちゃいけないだろうな。。。なんて考えていた)
3回くらい叩いたところで「オギャー」と泣いてくれたので一安心。
すぐに「救急車呼んで!」と旦那に指図。
でも私は寒さと興奮で赤ちゃんを抱きながらブルブルと震えていました。

息子も私のタダならぬ様子を垣間見て「ママが死んじゃう~!うわ~ん!(><)」と泣き叫んでいました。

私も震えながら「ママは大丈夫だから、まーちゃんお風呂場に行ってバスタオル持ってきて」と言うと息子はハッ!と我に返ったらしく「うん、わかった!」と言ってソッコーで階段を駆け下り、パパに聞いてバスタオルをいっぱい持ってきてくれました。

赤ちゃんをバスタオルでくるんで保温しながら救急車がくるのを待ちました。
自宅がわかりづらい所にあるので旦那が救急車を通りまで迎えに行ってる間、
息子と二人で赤ちゃんを見ていました。

おめめをパッチリあけてキョトーンとした顔で私を見ていた赤ちゃん。
私も妙に落ち着いて「わあ、くっきり二重だあ♪」なんて思っていました。

へその緒がついたままの赤ちゃん。
血も付いてなくてきれいなお顔。超音波検査で聞いたとおり女の子でした。

胎盤は私の手のひらくらい(後で計ったら300g)へその緒は私の小指くらいの太さしかありませんでした。

その後到着した救急隊員の方にへその緒の処置をしてもらってアルミホイルのようなもので赤ちゃんをくるみ、私と一緒に病院に行きました。

旦那と息子は後から家の戸締りをして車で来てくれました。

病院に着いても私の処置は後回し。
そのまま分娩台の上で待たされました。

何せ産まれた赤ちゃんは1738gしかない未熟児。
誕生後の体重減少を考えると1500gまで落ちてしまう事が予想されるため、
NICUのある病院に受け入れ要請の電話をかけていたからです。

赤ちゃんは同じ部屋にいたものの姿は見えません。
保温のためにくるんできたホイルシートがガサガサいっているので
元気に動いているんだとわかる程度でした。

その後3件目の電話で受入先が決まり、先生と赤ちゃんと旦那たちは行ってしまいました。
私は寒くて寒くて震えが止まりませんでした。
やっと下半身に毛布をかけてもらって電機アンカを入れてもらって少しぬくぬくとした頃、先生が帰ってきました。

「大丈夫、ちょっとちっちゃいけど赤ちゃん元気だからね~」といって私を安心させてくれました。
その後、産後のイタ~~イ処置も済んでやっと病室で休む事が出来ました。

でも戻ってくるはずの旦那と息子が来ない。
1時間、2時間とたつうちにもしや赤ちゃんに何かあったのでは。。。と不安がよぎります。

実はこの頃、旦那と息子も受入先の病院で延々と待たされていたらしいんです。
結局旦那と息子が私の所に来てくれたのは4時間後でした。

ニコニコと病室に入ってくる旦那の顔を見るなり涙があふれました。。。
息子は「ママ、赤ちゃん産んでくれてありがとう」って言ってくれました。
パパに言えって言われたのかな?(笑)

赤ちゃんは小さいけど元気だと言う事で安心しました。
何でこんなに時間がかかったのか聞いたら病院でも散々待たされたあとやっと先生の話を聞いて、自宅に帰り息子に朝食を食べさせ、出産現場となった寝室を片付けたりしてくれてたらしいのです。

羊水と血液でグショグショになったタオルや服を洗い、床をキレイに拭いてくれたんだって。
立会い出産はしない!と断言していた旦那だったのに、
すごい体験をさせてしまいました(^_^;)   ちょっと反省。。。


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