2016年08月04日
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義父キヨシが退院してから、


週4日、デイケアに行けると言っても、昼間以外は
キヨシと対坐しなければならないのは、苦痛だろう。

夜も、何度かトイレに付き添い、
なかなか熟睡出来ないらしい。

ふと、思い出す。
ケンタやユッキーが産まれたばかりの頃を。
2、3時間おきに起こされ、フラフラだったこと。

マトモな人間と一日中喋らずにいる孤独感。

しかし、赤ん坊なら成長の喜びもあり、
その最中には気づかずとも、次第にこうした孤独感も
減ってくるものだが、
義父の場合、いつまでとも知れない介護、
義母世代は、まだ認知症の人間をできるだけ隠しておきたい
という建前感、そこから来る孤独と不安感などで、
当然 身体も心も疲弊してしまうと思う。

私に出来ることは、少しでも話を聞いてやること。
シモの世話などは、依頼したくないようだが
(まだ私も困るが…)、徘徊しそうになったときに、

なるだけ支えになろうと思っている。

夏休み中の子供たちは、祖父の困った行動に嘆く祖母を励まし、
祖父の手をとって気を紛らわせたり、声をかけたりと、
本当に優しい。
しかもさりげなく。


言ってしまえば、呆けてしまった祖父を、
邪険に扱ったり、無視したり、嫌な顔を向けても
少しもおかしくないのだが、
そんな素振りは微塵もみせない。

本当に、いい子供たちだと思う。
彼らなくしては、義母の介護もずっと苦しく、
暗く、惨めだったと思う。
私は、自分の子供たちに感謝している。






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Last updated  2016年08月04日 17時52分24秒
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