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写真はロジャー・フェデラーです。私ではありません。趣味は映画とテニス。
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2022.12.25
カテゴリ： 恋愛映画
ビクトル・ユーゴーの娘、イザベル・アジャーニがイギリス人中尉を好きになり、追い回すことになる。
序盤は面白いストーリーと、イザベル・アジャーニの美しさで、見ごたえがあると感じた。しかし、中盤からストーリーの展開が殆どなく、結局最後まで同じ内容になってしまった。
イザベル・アジャーニが大変美しかったことだけが見どころだと思う。
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アデルの恋の物語について
19580113-mh さん
大好きなフランソワ・トリュフォー監督の「アデルの恋の物語」の紹介をされていますので、コメントしたいと思います。
この映画の主人公であるイザベル・アジャーニ扮するアデルの恋には悲惨さがなく、ラストに至っては、敗北のつらさより、勝利の喜びに似たものさえ感じさせるんですね。
自分を取り巻く現実の中に、アデルを投入してみると、トリュフォーの描きたかったものが、わかってくるような気がします。
私たちの中のアデルも、最初ピンソンへの絶ち切れぬ思いに向かって、歩いて行くのです。
しかし、彼が決して、自分のもとへ戻って来ない事を知ると、トリュフォーのアデルと私たちの中のアデルは違ってきます。
トリュフォーのアデルの様に、私たちは進めません。
他を全く寄せつけず、ただひたすら世界の奥へ歩く彼女に、私たちはなれません。
たとえ、ピンソンを思い続けながらも、苦しみや痛みによって、この世界を終わらせざるを得なくなったとしても。
この映画を観ていて、苦痛感にしばしば襲われるのは、トリュフォーのアデルを見ているからではなく、私たちの中のアデルを見てしまうからではないだろうか。
トリュフォーのアデルは、そして、自らの現実という壁すらも破り、もうひとつの世界へ到達する。
ピンソンの前を、何も気付かずに通り過ぎる彼女には、恋した愚かさよりも、不思議な満足感の方を見る事が出来る。
この世界で、彼女を邪魔するものは、何もない。全てが彼女自身のもの。
本物のピンソンなどは、たかが現実にすぎない。
彼女には、彼女のピンソンがいるのだと思います。
トリュフォーは、現実を寄せつけず、それを越えて到達するべき世界を描きたかったに違いありません。
彼は、ひとつの恋を、純粋に恋のままで完結させるという、あり得ぬ事を、見事に映像化していると思います。
その結果、この映画が持ってしまった情熱-----単に、恋にかけられただけでなく、"現実と夢"を一直線にしたというところに、私は魅かれましたね。 (2023.06.01 17:52:14)
この映画の主人公であるイザベル・アジャーニ扮するアデルの恋には悲惨さがなく、ラストに至っては、敗北のつらさより、勝利の喜びに似たものさえ感じさせるんですね。
自分を取り巻く現実の中に、アデルを投入してみると、トリュフォーの描きたかったものが、わかってくるような気がします。
私たちの中のアデルも、最初ピンソンへの絶ち切れぬ思いに向かって、歩いて行くのです。
しかし、彼が決して、自分のもとへ戻って来ない事を知ると、トリュフォーのアデルと私たちの中のアデルは違ってきます。
トリュフォーのアデルの様に、私たちは進めません。
他を全く寄せつけず、ただひたすら世界の奥へ歩く彼女に、私たちはなれません。
たとえ、ピンソンを思い続けながらも、苦しみや痛みによって、この世界を終わらせざるを得なくなったとしても。
この映画を観ていて、苦痛感にしばしば襲われるのは、トリュフォーのアデルを見ているからではなく、私たちの中のアデルを見てしまうからではないだろうか。
トリュフォーのアデルは、そして、自らの現実という壁すらも破り、もうひとつの世界へ到達する。
ピンソンの前を、何も気付かずに通り過ぎる彼女には、恋した愚かさよりも、不思議な満足感の方を見る事が出来る。
この世界で、彼女を邪魔するものは、何もない。全てが彼女自身のもの。
本物のピンソンなどは、たかが現実にすぎない。
彼女には、彼女のピンソンがいるのだと思います。
トリュフォーは、現実を寄せつけず、それを越えて到達するべき世界を描きたかったに違いありません。
彼は、ひとつの恋を、純粋に恋のままで完結させるという、あり得ぬ事を、見事に映像化していると思います。
その結果、この映画が持ってしまった情熱-----単に、恋にかけられただけでなく、"現実と夢"を一直線にしたというところに、私は魅かれましたね。 (2023.06.01 17:52:14)
Re:アデルの恋の物語について(12/25)
19580113-mhさん、こんにちは。
この「アデル」も、美しいイザベル・アジャーニの真剣な恋愛映画ということで、序盤はいいと思ったのですが、途中から単調になってしまった感じがしました。
(2023.06.02 10:16:28)
この「アデル」も、美しいイザベル・アジャーニの真剣な恋愛映画ということで、序盤はいいと思ったのですが、途中から単調になってしまった感じがしました。
(2023.06.02 10:16:28)
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