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2015年08月21日
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カテゴリ: トピックス

今年は戦後70年。
みなさんは、映画『岡本喜八・独立愚連隊シリーズ』では、
どの作品が一押しですか!




『独立愚連隊シリーズ』はスリルと笑い。

テンポの良さ。

カッティングの切れ味とつなぎの巧さです。

戦争映画ですが、ユーモアに富んだ内容で、

軍の内部体制をチクリ、チクリとやっています。

戦争批判に加え、軍の内部体制と

当時の官僚体制の腐敗ぶりをダブらせているかのようです。


ラストの戦闘シーンは、かなり迫力があり見応えがあります。

戦争映画だと観てたらビックリ!

サスペンスや西部劇をも取り込んだ

「超」の付くほどの娯楽作であるのです!

佐藤允さんが親しみやすいし、格好いい!




「独立愚連隊西へ」では、

岡本喜八は、軍旗を守る使命を中国人との友好に変えて、

戦争は国を憎んで人を憎まずに変えてしまた。


戦場における慰安婦の実態が分かる。

決して「従軍」していたのではなく、

業者が部隊にくっついて慰安婦を

連れ回していたに過ぎないこと。

それがこの映画制作時(昭和34年)の

日本社会で常識として共有されていたことです。

「従軍慰安婦」などという言葉は、

ひたすら日本の名誉を汚すことに狂奔している

自虐派が発明した政治用語に過ぎないことが分かります。




「血と砂」は軍楽隊の少年兵の物語。

軽快な音楽と共に始まり

「独立愚連隊」的な爽快感につながるかと思いきや、

喜八作品としては例がないほど

シリアスなエンディング(皆戦死してしまう)。

そのことで死んで行く人たちへの思いが余計深まります。

凡百の反戦映画とは異質で、

心に深く残る名作だと思います。


「迷わず靖国神社に行きなよ.....」

国家に殉じた人間の魂が靖国神社に行き慰霊されるのは

国民に常識として認識されていたこと。

英雄として祀る意味はむしろ薄く、

靖国が鎮魂(たましずめ)の場と認識されていたこと

(もちろん、これは神道の中心概念だが)が分かる。



喜八監督が『独立愚連隊シリーズ』作品に込めた

メッセージは意外と重いように思います。

みなさんは、『独立愚連隊シリーズ』では

どの作品が一押しですか!







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最終更新日  2015年08月21日 11時13分29秒
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