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2004.08.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
2日続けてオリンピックの話。昨日、今回のオリンピックで金メダル大本命であった柔道の井上選手が準々決勝で1本負けしました。どうも大分調子が悪かったようですね。悔しさからか井上選手が涙している姿を見て、彼が日本選手団の主将で背負っているものの大きさというのもがどれぐらいなのかということを考えますと本当にお疲れ様と思わずにはいられませんでした。

この準々決勝の試合を観ていたのですが、相手の選手は勝負に勝とうと言うより、反則のポイントを相手に与えて時間になるまで逃げ切ろうという姿勢でした。これを観て非常に憤りを感じました。柔道はスポーツと言うより寧ろ武道ということを昨日の日記で記しましたが、その本質を全く理解していない。いや、この選手に限ることなく外国の選手は日本で誕生した「柔道」というものを全く理解しないままにプレーしている様に思いました。

外国人同士の試合を観ていますと、それはもはや柔道ではなく「レスリング」です。組もうとしない、組んでも「掛け逃げ」と呼ばれるもので相手に反則のポイントを与えようとする。また、いきなり足を取りにいって相手を投げようとする。井上選手が敗れた試合はまさしくこれの典型であり、柔道ではなく「JUDO」でした。

柔道が世界各国に広まり、人気のあるスポーツとなったことは本当に素晴らしいことだと思います。しかしながら、広めるにあたってきちんとしたもの、言うなれば「武道としての本質」を伝えることをおろそかにしていたのではないかと思います。きっとそうしたものは誰も教えてないのでしょう。昨日の試合を観て感じたことではなく、今大会の柔道競技全体を観ての感想です。

体操の団体で金メダルを獲得しましたが、過去の2大会はメダルすら獲ることができませんでした。海外での急激な技の進歩に日本は基本を確立していくことを軽視し、技をマスターすることのみに重点を置いていたからです。基本に立ち返り、難度の高い技を求めるのではなく、美しさを求めることで28年ぶりの金メダルに繋がったと言われていますが、改めて基本が重要であると感じさせられました。

今日で柔道競技は全ての階級が終了します。最終日は男子100キロ超級。井上選手に勝るとも劣らない鈴木選手が登場します。金メダルを獲得するかどうかは興味ありませんが、とにかく「JUDO」ではなく「柔道」たるものを世界に見せつけ頑張ってもらいたいと思っております。





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Last updated  2004.08.20 13:03:20
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学者犬 @ Re:まことの戯言/職業観(04/26) こんばんは もう5年目になるのですね、…
学者犬 @ Re:まことの戯言/風邪(01/23) ひさしぶり、いよいよ会社でも大事な仕事…
学者犬 @ Re:まことの戯言/片思い(01/14) おはようございます。 「恋」は元気の…
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