三崎真琴の「ぼちぼちいこか」

三崎真琴の「ぼちぼちいこか」

データ保存いまむかし






 相変わらず、部屋の整理にいそしむワタクシであります。

 今日は、今や物置きと化している、机の周辺を探ってみました。

 すると、学生時代、「情報処理課程」で使用していた資料とフロッピーディスクが出てきました。
 「情報処理課程」と言っても、コンピューターがこんなに普及するなんて想像もできなかった頃の授業で、ワープロすら使ったことのない学生が大半でした。

 このフロッピーディスクを見て驚きました。

 なんじゃ、これ。 
 でっかーい!

 それは、一辺が約13cmの正方形のフロッピーでした。
 中央に開いた丸い穴の周辺には、磁気ディスクがむき出しになっています。
 今のフロッピーは、しっかりしたプラスチックのケースに入っていますが、当時のケースは頼りないペラペラの薄さで、使用後は、紙製の!「保護封筒」にしまっていたのでした。

 昔は、こんなのにデータ保存してたんやね~。

 そう言えば、この授業を受ける数年前にやっていたTVドラマの「ザ・ハングマンV」で、機密データを保存したフロッピーディスクを「都はるみのシングルレコードの紙ケース」に隠して郵送する、というのがあったっけな~。

 ・・・と、しみじみ昔を振り返っていると、
 さらに驚くべき一品が見つかったのであります。

 電化製品の説明書や保証書を綴じてあるファイルの中に、こんな取扱説明書が入っていました。

 日立の「データーレコーダー」。

 表紙に本体の写真が載っているのですが、私の目には、単なるテープレコーダーにしか見えません。

 パラバラッと説明書を読んでみると、なんと、これはパソコンと接続して使うレコーダーのようでした。

 フロッピーディスクの代わりに、「カセットテープ」へ、データを「録音(SAVE)」して、それを「再生(LOAD)」するのであります。

 これって、いつの時代の話なんでしょう??
 説明書には、発行年が書かれていないんですよね~。

 「パーソナルコンピューターを以下パソコンと呼びます」
 という注意書きがあったので、80年代くらいなのかなあ。

 それにしても、今は亡きうちのお父んは、パソコンなんて持ってませんでした。
 会議などの録音にこのレコーダーを持って行っていた記憶はあるのですが、説明書には
 「音楽テープの録音・再生は出来ません」
 って書いてあるんですよね~。

 謎やなあ~、ホンマ。


(2002.6.2)


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