2010/11/25
カテゴリ： 本
「Nのために」湊かなえ
Ｎってだれぇー？！
安藤？ 成瀬？
途中、杉下のＮはもしかして野口さんか？とも思った。
と、いうのも「父親に似ている」というフレーズがあり、自分を捨てた父親に対して憎しみもありながら、実は恋しく思っているのかも‥とよんでいたが。
いやはやスゴイ！
湊かなえの筆力には驚かされる。
先が知りたくて知りたくて、ページをめくる手がどんどん早くなる。
これもまた、事件関係者それぞれの独白形式で、読み進んでいけばいくほど、一枚ずつベールが剥がされるように、核心に迫ってゆく。
とくに文学的な描写などはないのだが、人の心の奥底をえぐる、生々しい文章に引き込まれずにいられない！
なのに‥
最後の
Ｎってだれ？
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