Memorial flight days

Memorial flight days

09/04/04~05 足尾クロカンチャレンジ2009


毎年一度開催されるクロカンイベント。
今年はJリーグ枠を除き参加定員50名という狭き門の中でなんとか大会エントリー出来ました。
当日の予報は晴れ後曇り。
NASAのショップに到着した頃は全体的に青空が広がっていた。
南風が徐々に強くなる予想であったことから、絶好のコンデイションになるのではと期待が膨らむ。
しかしテイクオフに上がった頃には上空に雲が広がり始め、青空が次第に消えて行く。

大会開始前
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ダミーの加賀山さん
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しばらくテイクオフで待機。
足尾の南側にあるイーストジャパンからテイクオフした川地塾の塾長が高い高度でNASAの上空に到達し北上してくる。
それ程高い高度ではないものの、高度をキープしながら北上。
足尾でもブリーフィングが始まり大会開始。
Jリーグの選手のテイクオフ開始時間までには先にテイクオフしておきたい為、早めに準備を開始。
どんよりとした曇の中、サーマルを拾いながらトップアウト。

トップアウト
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高度を稼ぐと、ハングのテイクオフ側にある尾根上空まで移動。
クロカン大会は大勢のフライヤーでサーマルを探しながら移動した方が効率が良い。
過去に高度を稼ぐと我慢できず突っ走り、結果的に距離を伸ばせなかった苦い経験があることから、他の選手が飛んで来るのを待機。
しかし20~30分以上待機しても、他の選手はテイクオフ上空で上げきるのに苦労しているのかなかなかやって来ない。

選手で混みあうテイクオフ上空
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しばらく待機していると雲の吸い上げで高度を獲得。
雲の中に入ってしまい、他のフライヤーも雲から脱出すべく北上を開始する。
当日は南風が強く、一度北上してしまえば後戻り出来ないコンデイション。

北上クロカン開始
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過去に前例のない低い高度で燕を離れることに
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燕を離れ北上開始するもどんよりとした曇空の影響かサーマルにヒット出来ず高度が稼げない。
途中ヒットしかけるも弱く、すぐにサーマルから離脱してしまう。
仕方なく沈下率が大きい際にはアクセルバーを踏み込みながら、南風に乗り時速60キロのスピードで高峰を目指す。

ゴルフ場上空を通過
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移動中サーマルになかなかヒットせず焦り始める
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高峰でのリッジソアリングを期待し、中腹へ突っ込む
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南風が強い為、もし高峰到達時にリッジで高度が稼げなければ前に進まず怖い思いをするのではと懸念。
低い高度で突っ込むべきかどうか迷い躊躇する。
高峰はランデイング場所が決まっており、地主に迷惑をかけないよう下手にどこにでも降ろせないことを大会が始まる前に聞いていた。
上空から見てもどこがランデイング地点なのか全くわからず。
まさか高峰でランデイングすることなど毛頭考えていなかったので調べておらず。

高峰
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強い南風に乗りリッジソアリングで高峰トップアウト。

高峰トップアウト
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高峰上空到達時は私の機体の他に6機程いました。
他の機体はサーマルソアリングで高度獲得後に北上。
私は先行行く機体をダミーにさせてもらおうと高峰上空で待機することに。
しかし、この後サーマルでなかなか高度を稼ぐことが出来ず北上する気になれない。
30分以上独りで待機。
途中サーマルヒットし高度750mまで回復出来たので高峰から南北に3本伸びる尾根のうち、一番西側の尾根上空へ移動することに。

高峰から北西の山岳に移動
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先行した機体は上の写真の尾根上で高度をキープ。
ただいざ高度を失ってしまうと山頂からランデイング出来そうな場所まで非常に遠い。
南風が強い為、万が一ランデイングに届かなくなる可能性が脳裏に焼きつく。
不安になり、そのままサーマルポイントを通り越し北上することに。

山岳の尾根上をそのまま北上
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高度を稼がず、そのまま北上したことから高度に余裕がない。
途中サーマルにヒットせず、しかも高圧線を越えなければランデイング出来そうな場所がない。
リスクを負いながら、高圧線のすぐ真上を通過。

高圧線を通過
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高圧線を飛び越し、次なる尾根の上空に辿り着くもサーマルにヒット出来ず。
次第に高度が下がり始め、ランデイング態勢に。

高度が下がりランデイング場所を探すことに
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ランデイング
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ランデイングをしグライダーを畳んでいると、後から飛んできたグライダーが数機私の上空を通り過ぎて行く。
どんよりとした曇空の中を高度を落とさずそのまま直進して行くので、雲による吸い上げをうまく利用していながら飛んでいたよう。
高峰で待機していた際には他に飛んでいるグライダーはいなかった。
にもかかわらず、その後グライダーが数機飛んできた。
もう少し高峰で待機していれば、他の機体も合流し一緒にサーマルを探しながら移動出来たのになと後悔しても仕方がない。
クロカンの大会は毎回参加する度に感じることなんですが、自分だけ高度が落ちてしまって置いて行かれたり、ランデイング後に上空を通過されると非常に虚しく寂しく感じます。
ランデイング後、大会本部に連絡し回収してくれる車を待つことに。
周りに暇潰し出来るような施設は全くなくコンビニすらない。
曇空の下、冷たい風に曝されながら1時間以上待機。
すると大会に一緒に参加した朝霧仲間が車で迎いに来てくれると連絡有り。
近くに美味しいまんじゅう屋があり、たまたま私の回収場所の近くであったのでお立ち寄り。
(有)菓子処 いい村というお店で羽二重苺が有名です。

(有)菓子処 いい村
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羽二重苺
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フライトログ
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足尾ログ.jpg


大会2日日(飛行記録 1.4km 47位)
朝から西風ビュービュー。
大会は中止かと諦めかけていたところ、午後から南風が入り出し午後12時30分頃に競技開始。
前日の成績順にテイクオフするとのことで、自分は初日6位であったことから早めにテイクオフさせて頂く。
テイクオフすると・・・。
サーマルを捕まえ切れない。
ランデイングへサヨナラ~。
タイミング悪く、私と同時刻にテイクオフした機体はランデイング。
その後数分経ってテイクオフした機体はサーマルに乗りワンサーマルで高度を稼いでいく。
結局ぶっとんだ機体は私と同じ位の時刻にテイクオフした機体でした。
その他はみなサーマルに乗ってクロカンに。
非常に残念!
だけど仕方がない。
ランデイング後、リフライトをする為再度テイクオフへ。
13時30分頃に2回目のテイクオフ。

2回目はなんとかサーマルに乗り切れた。
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しかし他の機体は既に西方向へのクロカンへ出発しているため周りにはほとんど機体がいなかった。

西方向を眺めるも既に他の機体は移動し、周りに機体はいなかった
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置いて行かれた私は独りでサーマルを探し、先発組に追いつくぞと気合が入る。
足尾テイクオフ上空でのサーマルが次第に弱くなる。
筑波山上空に沸いている高い雲の下に数機いるのを確認。
高度獲得を求め、筑波山方面へ移動開始することに。

筑波山へ
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イーストジャパンの上空でサーマルにヒットするも、既に14時を回っているせいかサーマルが弱い。
暫く粘るもイーストジャパンのテイクオフレベルまで高度が下がってしまう。

イーストジャパンテイクオフ
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クロカンは諦めNASAのランデイングへ
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この日2日目は最長距離飛んだフライヤーで70キロ以上も西に飛んだようです。
他に一緒に参加した朝霧のフライヤーは初めてのクロカンに感動したよう。
初日回収して頂いたので、2日目は車で回収に向かってあげた。
今回の大会は2日とも飛べてよかった。
私自身的には2日目が非常に残念でしたが、楽しみはお預けとしてまた挑戦したい。

大会のHP


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