九號の巣窟

九號の巣窟

Caress of Venus




真白なその肌を乾いた風がくすぐっている
流れる長い髪に瞳はさらわれて…

加速された時間の針を
いつも何処か冷めた眼で眺めていたけど

朝が訪れるまでこの世界は堕ちて行くから
踊り疲れた後も君を抱いていたい…

瓦礫の上慌ただしくて
止まれなくていつの間にか忘れていたけど

君が笑うと嬉しくて
明日が無くてもかまわない

caress of venus
素直なまま 口づけたら

さぁ お気に召すがままに

指先まで何もかもが
廻ってゆく溢れてゆく見えなくなるまで

君がいないと苦しくて
何がおきても放さない
君が笑うと嬉しくて
明日が無くてもかまわない
君をキレイなあの場所へ
連れて行けたら素敵だね

君の全てが……君を誰にも……
君のためなら……君にあげよう……

君に瞳はさらわれて


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