IN MY ROOM

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ロンドンへ行く~part⑲


さあて、やっと19号になりいよいよロンドンへ~
飛行機で1時間もかからなかった。しかしスコットランドでは使える紙幣がEnglandでは使えないから両替をしなさいといわれあわててチェンジ。
ふ~ん、All エリザベス女王に代わってる。そうか、やっぱ、エリザベスは偉大なんだなあ~と実感。ヒースロー空港に着く。ここはエデインバラと違ってかなり壮大。ここからパデイトン駅までエキスプレスで15分、そして今日泊まるホテルは
駅から歩いて5分とかからない。空港に着いたときホテルに確認の電話をする。
この時わたしは大失態をしてしまう。きっと一つの役目が終了した~その開放感があったんでしょう、ホテルに電話した時についほっと気のゆるみが出てしまったそかホテルのクーポンを落としてしまう!というハプニング。ここでしか考えられない。しかし、この時のわたしはまだきずいていない、上機嫌でエキスプレスの隣に座ったおばあさんとニコニコ話をする余裕。。。列車が走り出した~さて一応ホテルを確認しましょ!とbagの中を開けたわたし、ん?ん?ない?ウソー!
O my god!なんていってる場合じゃない。わたしは恥も外聞もなくリュックを
さかさまにして中のものを全部出す。でも!ないない!この時のわたし、まさに数分前とは天国と地獄。顔面蒼白、放心状態。あっという間に駅に着く。今思えば
事故をおこしたとしても仕方のないような状態にわたしはあったと思っている。
「落ち着け~落ち着け」と言い聞かせプラットホームへ。これからホテルへいって
なんていえばいいんだろう、もし断られたら~と考えると心臓はドキドキもう死んでしまいそう、ここは日本じゃないんだーああ!なんてわたしはドジなんだー
この時よほど、わたしがあわれな子羊のごとく~見えた人がいるんだろうか~
すっと人が近づいてきた。あ!JAPANESE Lady。「どうしました?」日本人という安心感があったんだろうか、わたしはへなへなと倒れこんでしまいそうになる。
「あ!このホテル、わたしの泊まってるホテルのとなりですよ、いっしょに行きましょう」一瞬だまされているんじゃないか?と疑ったけど地図を見ると全く逆の方向でもなさそうだし、とりあえず一人でこんなところに立ち往生していたらそれこそ第②の事故が起こるとも限らないのでわたしは彼女のあとについていくことにした。彼女は2ヶ月仕事を休んでイギリスに来ている事、日本へかえったらわたしの
場所なくなっているんじゃないかしら~と明るく笑う。ホテルも気のむくまま、風の吹くまま行きたいところへ放浪していることなどを話してくれた。彼女の話をききながら、「この人はわたしの神様じゃないかしら、こんな時にこんな風に現れるなんて~」そんなことを考えながらすこしづつ気持ちが収まっていく自分に気がついていた。そして遂にホテルに着いた。もうここは出来る限りのことをするしかない!彼女と話をしたせいか、少しわたしは落ち着きを取り戻していた。
「ヒースロー空港で電話した時にクーポンを落としてしまったようです。日本で入金は済ませてあるので調べてください、それでもダメでしたら今からもう一度
落とした場所まで探しにいってきます、それでもダメでしたらお金はお支払いいたします。」自分でもどんな言葉で話したか未だに覚えていない。でもこのときのわたしはもう必死、ホテルの人はしばらくわたしの顔をポカ~ンとみていたが、どこかへ電話をしていたようだった。待つこと5分、何と長い時間だったことよ!
「よろしいです、入金は確認していますし、ここに名前を書いてください」
ああ~~~~~~~~~~~~~~~っそれこそ、ここでわたしは「ありがとうございます」といったままへなへなと倒れそうになった。。。。というか極度の緊張でホントにめまいがした。部屋に入る。とてもアンテイックなお部屋であった。
ベッドにどっと倒れこむ。そのまま起き上がることができなかった。
気がついたらあたりは真っ暗。ロンドンの夜はふけていった。
わたしには神様がついている。。。。I have a God.そんなことをつぶやきながら。。。。


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