果物≠糖尿病


■「果物=糖尿病」ではない■


果物は甘いから太る、糖尿病の人は果物は食べられない、それは常識でしょうか。
「50代からの超健康革命」の著者でナチュラル・ハイジーンの第一人者の松田麻美子先生は
「果物は太らない」「糖尿病の人も食べるべき」 と書いていますし、セミナーでもお話します。

どういうことか、

ナチュラルハイジーンの本「50代からの超健康革命」からの引用します。
引用部は緑色です。

P.194
Q2 果物をたくさん食べると、血糖値が上がって糖尿病になるのではないか?
A 日本人の多くの人が、「果物=糖尿病」という完全に間違った知識を頭にインプットしたまま
消すことができないでいます。
ベストの健康状態を保ち、病気を予防・改善するのに最も役立つ食べ物を敬遠しているというのは
最大の悲劇です。

果物は正しく食べる限り(197ページ参照)、決して糖尿病を引き起こすことはありません。

白差と右派もちろんのこと、人々が(こともあろうに糖尿病の人までもが)何の疑いもなく毎日
食べている白米や白いパン、白い麺類、そして高タンパク質・高脂肪の動物性食品と運動不足こそが、
糖尿病の真犯人なのだという真実を、皆さんにぜひここで知っていただきたいと思います。


p.195
繰り返しますが、果物は正しく食べる限り、血糖値を上昇させ、糖尿病になるなどということは
決してありません。

問題は「果物をいつ、どのように食べるか」です。
もちろん、お腹がすいたとき、すなわち、 胃が空っぽになっている状態のときに、1回の食事と
して食べる
のがベストです。

その意味では、 果物は朝食に食べるのが最も理想的 なのです。
今日一般的に行なわれているような「食後のデザート」として果物を食べていれば、
糖尿病になるのもあたりまえです。

【果物をデザートに食べるのは、糖尿病を招く悪い食べ方です】
なぜ果物をデザートに食べるのが良くないのか。その理由はこうです。
米やパン、麺類などの主食と、肉や魚などの副菜で構成されている一般的な食事から必要十分な
カロリーをとったあとで、デザートとして果物を食べると、カロリーオーバーになってしまいます。
不必要なカロリーを摂取することになるのです。

このカロリーはエネルギーとして体がすぐに使う必要がありませんから、将来使うために脂肪
(中性脂肪)に変えて貯蔵しることになります。


P.196
その結果が中性脂肪値の上昇、すなわち、お腹の周りの余分な脂肪の蓄積です。
脂肪は食後に果物を食べたときに限らず、砂糖入りのお菓子でも増えていきます。

体内に脂肪が増えるとインスリン抵抗が起こります。インスリンは糖を細胞内へ吸収するのを助ける
ホルモンです。糖が細胞内に入るのを助けるインスリンに対する感度を細胞の周りに付着した脂肪が
悪くしてしまうため、体がいくらインスリンを分泌しても、糖の吸収が邪魔されてしまいます。

そのため糖が細胞内に入れず、血液循環の中に留まったままになってしまうのです。
そして行き場を失った糖が尿中にあふれ出します。これが糖尿病のサインです。

どんな食べ物でも、必要以上にカロリー摂取をすると、糖尿病になる可能性が高くなります。
果物だけに限った問題ではありません。たとえ玄米であっても、必要以上に食べると糖尿病のリスク
が高くなっていきます。

肉類、乳製品、植物油のような高脂肪・高タンパク質食品もインスリン抵抗を助長し、糖尿病の
リスクを高めます。肉や魚はパスタやポップコーンよりも、インスリン値を上昇させてしまうのです。


P.197
さらに、運動が不足していると、脂肪(よけいなカロリーとして取り込んでしまったために貯蔵用の
エネルギーとして蓄えられているもの)を燃やすことができなくなり、これも細胞のインスリン抵抗
を悪循環させ、血糖値を上昇させることになります。

インスリン抵抗が続くと、血液中のインスリン値も高いままとなり、性ホルモンのコントロールが
失われ、生殖器系のガンや大腸ガンのリスクも高まります。
インスリン抵抗を改善し、 インスリン値を下げるには、「運動」プラス「豊富な果物よ野菜、
それに高複合炭水化物(未精製の穀物)で低脂肪の食事」
がベストです。


【血糖値を下げる果物の正しい食べ方があります。】
血糖値に問題のある人は、 果物を食べるとき、レタス、セロリ、キュウリ、白菜などと一緒に
食べる
ようにすること、また現在糖尿病の人は果物の摂取量は1日3~4個までとし、
果物よりも野菜(特に緑黄色野菜)の摂取をずっと多くするようにします。

米国疾病コントロールセンターの研究が、糖尿病になる人は、果物や野菜の摂取量が、絶対的に
不足していることを明らかにしています。

糖尿病の予防・改善に果物や野菜(特に生)が必要不可欠なのは、糖代謝に役立つ食物酵素や
糖の吸収を穏やかにさせる食物繊維、インスリンの働きに関与するクロミウム

P.198
やマグネシウム、血糖値のコントロールを改善するのを助けるプラントステロール(ファイト
ケミカルの一種)、糖尿病の合併症(心臓病、網膜症、壊疽 (えそ)  など)を予防する酸化力の
強いさまざまなファイトケミカルなどが豊富なためです。

100歳以上生きている人の共通点は、血糖値、中性脂肪、血中インスリン値の3つが低いことです。
これは果物や野菜、木の実や種子類、全穀類、豆類といった本書のおすすめする食事をしていれば、
かなえることができます。

栄養士や医師たちの役割は、こうした真実を学び、庶民を教育していくことにあるはずですが、
日本の多くの栄養士や医師たちはそれを怠り、むしろ国民の健康の質を低下させているのが現状です。
その結果、糖尿病が急増し、患者数は毎年50万人というペースで増え、今日では昭和30年の
31.5倍にもなっているのです。

現在予備軍を合わせると、糖尿病は1620万人にも上っているといいます。
日本人の6.3人に1人は糖尿病といっても過言ではありません。
あなたがそのうちの1人になりたくなかったら、本書でおすすめしているヘルシーなライフスタイル
に変えることです。


P.199
【フルータリアン(果食動物)はスリムで病気知らず】
果物ほどすばらしいエネルギー源はありません。私たちホモサピエンスの体は、何よりも果物を
エネルギー源とするように作られているのです。

この地球上で、果物が熟したことを色で見て識別することができ、それを手でもぎとることができ、
さらにその甘い味がわかり、その糖を最も効率よくエネルギー源として利用できるのは、唯一
果食動物だけです。すなわち私たちの体は、果物を主食とするように意図されて作られている、
といっていいのです。

私たちの体のエネルギー源は単糖体と呼ばれる糖です。
ご飯やパン、うどんなどの(多糖類が含まれる)穀物、あるいは(2種類は含まれる)砂糖を
食べても、私たちの体の中では、消化作業によって多糖類や二糖類と単糖類(ブドウ糖)に変え、
それを吸収します。この消化には大量のエネルギーと酵素が必要です。

果物のすばらしいところは、ご飯やパン、麺類、砂糖のように消化が必要な炭水化物と違い、
熟す段階ですでに果物自らの中にある 食物酵素 によって炭水化物を果糖やブドウ糖にような
単糖類に変える作業がすんでいることにあります。
そのため果物を食べたとき、私たちは消化のために体のエネルギーや酵素(あなたの生命力)を
ほとんど使わないか、全く使わずにすむのです。


P.200
消化に節約できたエネルギーや酵素は、体の浄化や解毒、老廃物の排泄、組織の修復などのために
回すことができるため、体は常にエネルギーにみちあふれ、浄化された状態に保つことができます
(酵素についいては拙著『常識破りの超健康革命』をご参照ください)。


さらに、果糖は体内に吸収されていくときにインスリンを必要としません。これも果物がエネルギー
源としてすぐれている理由の1つです。直接細胞の中に吸収されていくことができるのです。

インスリンをたくさん製造しなくてすむということは、膵臓を酷使させたり、体の貴重なエネルギー
や酵素を浪費しなくてすむということですから、健康と長寿のため大いに役立つのです。

また果物は、そこに含まれる糖が体内の有害な老廃物や宿便をかきたて、豊富な水分がそれを洗い
流してくれるため、浄化と減量効果が抜群です。
スリムな体に変身すると同時に、エネルギーに満ちあふれ、お肌のトラブルや花粉症ほか、
さまざまな障害も解消されていきます。


P.201
それから果物の食べ方でもう1つ注意しておくことがあります。喉の渇きを癒すだけの目的で
果物を食べるようなことはしないように気をつけてください。

お腹がすいているわけではなく、喉が渇いているだけというとき、体が本当に必要としているのは
「H2O」という水であって、食べ物ではないからです。

果物には確かにピュア(純粋)な水が含まれてはいますが、糖も含まれています。
お腹はすいていない状態で喉だけが乾いているときに、水分補給の目的で果物を食べると、
「食後のデザート」に果物を食べたときと同じことが起こり、カロリーオーバーとなり、その結果は
「肥満→インスリン抵抗→糖尿病」という図式の示すものが待っています。


■引用おしまいです■

■あなたはどう思いましたか■
以下は、私の思いです。
私は糖尿病についてよくわからなくて、これらを読んでもあんまりよく分かりません。
でも、 とにかく、砂糖なんかとは違うんだから、果物の甘みを悪者扱いしない、 そういうことは分かります。
常識とはちがうかもしれないけど、常識が正しいと思ってると、損かもしれないですね。

いくら砂糖と違うとは言っても、
食後のデザートなどというカロリーオーバーになる摂り方はしてはいけないですね。
朝の空腹の時に、果物を食事として摂る!これが鉄則ですね。


■もっと書いていきたいです■
ナチュラル・ハイジーンでは、 食事の時間と内容 にも細かい注意点があります。
あと、 食べ物の組み合わせ 。これも、守ろうとしたら、普通の食事とは違います。
受け入れがたい内容なかな?と思って今まで書いてきませんでした。
でも、やっぱり、それってものすごい基本なので、またご紹介できればと思っています。

2005/12/13

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■ナチュラルハイジーンの本、いつものやつ^^;■

★超オススメ 日本の第一人者の松田麻美子先生の
超健康革命(SHR スーパーヘルスレボリューション)ナチュラルハイジーンの本



50代からのと書いてあっても、セルフケアのために若い人にも是非読んでほしいです。
私は全部持ってます、私にとっては要読み返し!の健康バイブルです。


これらの本を出版しているのは グスコー出版 です。
終了したセミナーの事が書かれてますが、実際は、全国規模です。といっても数箇所です。
ワークショップは会員に向けて案内されて定員が少なかったので、表示されていません。

■ナチュラルハイジーンに興味を持ってくださった方へ■
フリーページでも、本の中から引用して少しずつご紹介しています。
伝えたい事は沢山あるのですが、少しずつです。

本を読まずに、もっと知りたいという方は、私の日記のカテゴリ分けの
からだにいいこと、いいもの
菜食について
などをご覧ください。

■ベジタリアン参考サイト、ご案内■
YAHOO!> グルメ > 菜食

蚤とダイエット (広場の中)の為谷 邦男さんは行動するベジタリアンです。

菜食のススメ (広場の外)では多くのことを教えてくれます。
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