Manx(Cymric)の発祥と歴史


色々と説はありますが、閉鎖された場所に於いての交配により、誕生したと言われています。
発生状況として「突然変異型」と言われています。ちょっと難しい説明なのですが、遺伝の中で変異した「尻尾の無い遺伝子」が狭い島の中で固定されたと考えられています
マンクスの歴史は古く、純血種としての登録が始ったのは1901年、イギリスで「マンクスクラブ」が登場した物が最初です。それからすでに1世紀、その当時のマンクスの面影としては「尻尾の無い猫」として受け継がれています。
当時の資料がほとんど残って居ない為、推測でしか有りませんが、今現在マン島で暮すマンクス達がその姿を残しているのではと思われます
マン島で暮すドメスティック(土着猫)であるマンクス、その生活自体は普通の猫と何ら変わり無く、ただ尻尾が無いだけなのです。

現在のマンクス達、マン島で暮すドメスティックタイプと比べ、ずいぶんと丸くふっくら、そしてそのボディ(胴体)は非常に短くなっています。
登録が始ってから、そのスタンダード(理想とされる基準)はどんどんと変わってきています。今現在アソシエーション(猫登録団体の総称)に置いてのマンクスは、他のどの猫種に比べボディの短い猫になっています。マンクスのスタンダードについてはまた別のところで説明いたしますね。

マンクスの伝説と言われる話を少し・・・

世界に大洪水が起り、動物達が1ペアづつ箱舟に乗せられ新天地を目指す「ノアの箱舟」に最後に滑り込んだのがマンクスだと言われています。船の扉が閉められようとした時、慌てて飛び込んだ物の、扉に尻尾が挟まれて切れてしまった、そのどじな猫がマンクスのご先祖だと言う話

昔バイキングが活躍していた時代、島へたどり着いたバイキング、ネズミよけに猫を連れてきたものの、どじな猫、慌てて海の中に落ちてしまった。溺れかけた猫はそこに居たバイキングに飛びついた、ビックリしたバイキング猫を離そうとして、尻尾を引いたら、尻尾が切れてしまった!慌てて島へ逃げ込んだのがマンクスのご先祖様と言う話

逸話としては色々と有るマンクス、ちょっと怖い話や面白い話、ノアの箱舟まで遡ってしまうと世界最古の猫種となってしまう気がするのですが(笑)
それだけイギリスでは大切に保護された猫なのです。今現在でもマン島では、1988年より毎年発行されている「マン島コイン」に猫のモチーフと、その傍らに堂々と立っているもう1匹の猫が刻み込まれています。その猫こそマンクスなのです。

キムリック(Cymric)の発祥は、イギリスより海を隔てたカナダとなっています。一説にはマンクスの中に紛れ込んだ長毛の遺伝子がたまたま出てきたものとされているのですが、実際には人為的発生(人が手を加えて作られた物)だと推測します。ボディタイプを短くする為、そのブリーディング計画の中におそらくペルシャの血が紛れ込んだ物だと考えられます。
但し、ペルシャの様な非常に長い被毛ではなく、シルキーなダブルコート、上毛と下毛がはっきりと判るようなそんな感じのものです。

アメリカの非常にタイプの良い(トップショークオリティ)のキムリックの子猫の画像です。非常にがっしりとした前足と後ろ足、それとかなり短いボディだということが判ります。スタンダードに近い子です。

val


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