しーくれっとらば~’S

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右手にメス、左手に花束


『右手にメス、左手に花束』


結城がBL小説に初めて物凄くのめり込んだ、惚れ込んだ作品です。
原作は木甚野道流(ふしの・みちる)先生です。(シャレード文庫)
現在はシリーズ3冊出ていて、シャレードで4作目の前編が載っています。

今回のCDでは1冊目「右手にメス、左手に花束」までですね。
個人的には2冊目の「君の体温、僕の心音」の美卯さんのセリフ
「割り切って計算なさい」ってのが好きで今回のCDでは当然入ってないのですが
2枚目以降も作って欲しく、そしたら美卯さん(斎賀さん)のカッコいいこの
セリフが聞けますよ(きっと、多分・・・)

是非、続編も作って欲しい作品です。
だってこのままじゃ、本当に尻切れ蜻蛉になっちゃうし
本を読んだ時もその後の2人が凄く気になたので是非是非作って下さいサイバーさん

てな、事で簡単に感想を。

永福 篤臣(えいふく・あつおみ)・・・鈴村 健一
江南 耕介(えなみ・こうすけ)・・・置鮎 龍太郎
片瀬 渚 (かたせ・なぎさ) ・・・長沢 美樹
中森 美卯(なかもり・みう) ・・・斎賀 みつき

「俺のここに刺さった棘は、お前じゃなきゃ抜けない。
 お前のだって、きっと俺じゃなけりゃダメだ。
 -----だから・・・その棘、抜こうぜ」


医大に入学した篤臣は入学式に空いている隣の席に気付く。
新入生代表の挨拶をした男、江南が暴言に近い挨拶をして篤臣の隣に座った。
それがふたりの初めての出会い。

出席番号順に実習に出されるが何も判らない2人。
担当の医師たちも「まだ居たのか」と相手もしない。
そんな態度に愛想をつかした江南は篤臣を誘って実習から抜け出す。

仲の良い同級生の2人。
途中から江南には渚という同級生の彼女が出来る。
講義の時もいつも一緒に座っていた篤臣は気を効かせて渚が江南の隣に
来たのをいい事にどこうとすると「何故どくんだ」と江南が抗議してくる。

学年が進み実習した老人ホームでの「ありがとうパーティ」で
毎年恒例の演劇を行なう事になり老人たちのリクエストは『ロミオとジュリエット』に決まり、出演者等を決める為のくじ引きで江南が「ロミオ」に。
クラスの推薦で「ジュリエット」は渚に決りかけたがクラスの嫌われ者の一言で
ジュリエット役は篤臣に決ってしまった。

当日、渚たちによる着付け、化粧を施された篤臣。
見た目がとても男性には見えない篤臣が男声で演じるジュリエットは
真剣に演じているのに何故かバカ受け。
最後のロミオが死んでしまったと思ったジュリエットがキスをするシーンで
江南が篤臣に本当にキスをしてしまう。それもディープで長いのを。

数日後、渚と別れた江南。
渚から平手を喰らう篤臣だがそれがどうしてなのかが判らない。
後に江南が好きなのは篤臣だと知るのだが・・・。

卒業とそれぞれの就職先が決った2人は卒業旅行に出かける。
消化器外科に配属になった江南と法医学教室で院生となる篤臣。
2年間は同じ大学病院にいるとは言っても離れ離れの2人。
が、江南が篤臣のいる法医学教室に出向してくる。

教授を始めとした篤臣たちの研究室が主催の学会が熱海で行なわれた。
無事に終了した夜、飲みすぎた篤臣を介抱する江南。
酔った勢いで泥の中に転がる篤臣を露天風呂に入れる江南。
「江南って俺のでっかい兄ちゃんみたいだよな。」
その一言で抑えていた気持ちが表にでてしまった江南は篤臣を犯してしまう。

翌朝、
「出て行け、絶交だ。」
と告げられる江南は研究室も辞め、勤務医に戻る。
が、殆ど寝ずに仕事をしていた江南がサポートに入っていたオペ中に
倒れたと美卯が教えてくれた。
「倒れたのに気付かなかった教授が持っていたメスが手に刺さって。
 動かなくなるとかにはならなかったのだけど・・・。
 患者さんが後天性免疫不全症候群(エイズ)だったの。
 江南くんが怪我をしてるのが気付くのが遅くて洗浄するのも遅くなってしまっ  て・・・・。」
絶句をしてしまう篤臣。

絶交中だが気になった篤臣は江南の部屋へと出かけて行くが
けんもほろろに帰されてしまう。
「笑いに来たのか」と。

それから3ヵ月後、江南の元彼女の渚から篤臣に内線が入る。
「検査に来たわ。彼を支えてあげて。
 永福くんの言う事なら素直に聞くから。まだ希望がないわけじゃないんだって
 そう言ってあげて。」

江南の部屋に行こうと決めた篤臣は美卯に
「今日はもう、江南に追い返されても、諦めないつもりです。
 明日も明後日も無断欠勤するかもしれません。」と告げ江南の部屋へ急ぐ。

渋々、部屋に入れてくれた江南。
酒びたりで自暴自棄になっている江南。
「酒飲んで寝ると笑顔の篤臣に会える。起きてる時に思い出すお前の顔は
 怒ってる。だから、少しでもお前の笑顔を見たいから・・・」
「それで酒を?」

「俺はお前と絶交した。俺から言い出したんだから覚えてる。
 だけど美卯さんと話てて・・・やっぱり俺、江南が滅茶苦茶大事だって     気が付いた」

そしてあの夜、江南に犯されたあの日から胸に刺さった棘を抜く為に
身体を重ねる2人。
「棘、抜けた。お前のも抜けただろ?」

HIV検査の結果は『白』
ここからまた2人の新しい生活が始まる・・・

う~ん、本とCDの内容とちょっと違うのですが、ごっちゃになっちゃいました。
スミマセンxx
あまりにも好き過ぎて、入れ込み強すぎて・・・。

CDの方ですが、個人的に好きなキャラの「美卯」さんのサイガーがいいです!
どちらかというと、普段アニメでは男の子キャラが多くて、女性の声を殆ど聞いて
なかったのですが、「姐御肌」の美卯さんにぴったりでした。

スズケンくんの篤臣もイメージに合ってます。
江南のおっきー・・・関西弁で結城的には“いやったぁっ~~”なのですが
ちょいと厳しい事を申し上げてしまいますが、
声、ちょっと太かった(低かった)感じがするのですが。
なんだか「関西弁の手塚」みたいな感じ???
おっきーはとっても好きなんですよ!
結城とオフでもお逢いしたりチャットしてる方は結城がおっきーずきなのを
ご存知でしょうし、「声優さん好きランキング」の別格に入りそうな位置に
来ているのですが、ちょっとだけこの江南は違うかな?と思ってしまいました。
それはきっと小説を読んで出来上がってしまったイメージと違ったからで
まだ読まれて無い方や、何度も読んだ方でも『ぴったりじゃん!』と思われる方も
当然いらっしゃると思います。
これは結城個人的なものですから、未聴の方はこの意見を参考にしないで下さい。

でもね、大好きな作品のドラマ化って事で素直に嬉しく、続編も聞きたいです。
2冊目の「君の体温、僕の心音」も“きゅ~ん”としてしまうのですよvv
サイバーさん、是非、宜しくです!!!
                          お粗末xx



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