”空(そら・から・くう)とは”






”空(そら・から・くう)とは”





空(そら・から・くう)とは


無であり

全であり


必然と偶然を超越しているもの




何ひとつ所有せずして

全てを内在させ


満たされていて


且つ


満たすことができるもの



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”空とこゝろ”





こゝろは空(そら・から・くう)にあるが


空はこゝろではない



謂わば



こゝろは

雨風嵐雲日差しという

空の様相

空模様である



したがって

空なくしてこゝろは有り得ない



しかし


こゝろ無くとも空はある





空はこゝろを飛び越えた先にあり


こゝろに捉えられたり


影響を受けることなど有り得ようもない












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空模様を空(そら)と同一視するように

こゝろ と われ を混同してはならない


喜怒哀楽も感情もこゝろも

空模様と等しく一過性のものにほかならない



空模様・天気は時と場所に限られ


こゝろもまた時と場合(立場・状況)に限られる



一方



空(そら・から・くう)は


われ(真我)は


時空(時間と空間)に限られることはない





同じ晴天・曇り・雨という空模様であっても

時と場所で異なり・限られるように

こゝろの動きもまた

共感できたと”思われ”ようが

ぴったりと重ね合わせることは不可能(であろう)





しかし

空模様を超越した空(そら・から・くう)に至ると

空(そら・から・くう)はただただ広がり・繋がっている





すべてを飲み込む

正体不明のブラックホールでさえも

空(そら・から・くう)の一部に過ぎない













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我々も

そして森羅万象

我々と月・陽・星でさえも


空(そら・から・くう)まで透け通れば


一(いつ)である



そこ(今・ここ)は温度も湿度はおろか


時間も空間をも悠々と包み飲み込む




われが

空(そら・から・くう)と一(いつ)となるとは


姿形を認識する・捉えることの消滅とも言える



なぜならばそこ(今・ここ)では


全ては空(そら・から・くう)であり


空(そら・から・くう)以外のものはありえないから


そして


森羅万象、ありとあらゆる全てのものは

われであり


即ち


空(そら・から・くう)である





空(そら・から・くう)は無ではない


空(そら・から・くう)はカラではない


空(そら・から・くう)は無でもカラでもない





空(そら・から・くう)とは


無であり

カラであり



且つ



全であるもの





(完)










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