三沢＊古牧温泉
時間が止まってしまえばいい、と思ったひとときでした。
大切な友人が、青森にいる私に会いに
はるばる遠い長野から一泊二日で来てくれました。
4年前に、私達家族がたったの8ヶ月ほど住んでいたテキサスで
知り合い、親しくなったナオちゃん。
お互いに離れて暮らしていても、
メールや電話でお付き合いは続けてきました。
そんなナオちゃんとまさかこんな形で、
また嬉しい再会が出来るなんて思ってもいませんでした。
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再会を祝って夜ご飯はお外へ。
私の大好きな焼き魚、つぼ鯛をさっそく。
脂がのっていて、本当に美味しいお魚！
イカの一夜干し。 イカはどんな調理法でも大好き。
飲むと眠くなるけれど、滅多に会うことの出来ない
ナオちゃんとの再会を祝って、
私も黒糖梅酒を飲んでしまいました（笑）。
この夜は、結局夜中の1時半頃まで語り合いました。
次の日は、ナオちゃんと散歩がてら
ちょっと観光みたいな事をしたくて、
（私にとっては）か～なり久し振りに三沢の温泉レジャー施設でもあり、
観光名所の「 古牧温泉 」へ行って来ました。
と言っても、温泉に入りに行ったのではなく
広大な敷地面積を占める（22万坪!!） 庭園 を散歩するためです。
子供の頃は本当に頻繁に家族でここに来たものです。
野口五郎のコンサートや（笑）、
当時ちびっ子に大人気だった５レンジャー隊の催し物、
友人の結婚披露宴に、忘年会、家族でボーリングに。
そしてもちろん一番多く利用したのが温泉。
経営者がよく”ニッポンの社長”のようなTV番組にも出演していたっけ。
そんな全盛期の頃の建物、温泉施設の一部はもう使われておらず
寂れた古い建物として敷地内に残っていました。
散歩していたら、こんなそそられる林道を発見。
道をどんどん登っていって、畑も見学してきました。
林の中は空気がひんやりとしていて、マイナスイオンがたっぷり。
片側には大きな川のような池が流れていて、
鳥がさえずっていて、風がそよそよ。。。。
本当～に気持ち良くて、二人で感動しっぱなし。
園内には、長い歳月を経た自然がそこかしこに残っていて、
私達の目を楽しませてくれました。
苔むした岩や木、しっとりと濡れたシダ。
私達の他にはほとんど誰もおらず、これだけの広大な敷地を
貸切状態で贅沢な気分で散策できました。
小さい頃には何とも思わなかった、
ささいな景色に今は大きく感動したり、
大人になった今でこそ、愛しく感じるモノってある。
「マイナスイオンの小道」とでも呼びたいほどの
しっとりとした緑の通路。
庭園全体を見渡せる絶好のロケーションにあります。
2人でてくてく歩きながら、会話を楽しみ、
立ち止まっては思い思いに写真を撮る・・・・。
心のお洗濯というか、ビタミンチャージというか
（う～ん、気の利いた言葉が出てこないのがもどかしい）
そんなクオリティタイムを過ごせて、大満足。
同じものを見て、同じように感動し、
その空間をシェアしている、という事実にこれまた感激し、
二人の時間をしっかりと噛み締める。。。まるでデートでもしている気分（笑）。
前日に大雨が降ったため、木々や植物が色濃く、
地面が湿っていて、まるで別世界に
迷い込んだような気持ちになりました。
これだけの素晴らしい自然（人工的に造ったとしても）が
すぐそばにあったのに、三沢に住んでいた頃は気にも留めていなかった、
あるいはその価値がよく分からなかったというのが
今にして思えばとても勿体無いことをしたと悔やまれます。
圧巻はこの渋沢邸。
思わず2人で歓声をあげてしまいました。
白雲木（ハクウンボク）の花びらが散って
地面が白い絨毯を敷き詰めたよう。
明治の雰囲気の残る和洋折衷の建築。
渋沢栄一に関しては こちら 。
渋沢邸の事を詳しく写真入りで説明しているのは こちら 。
大人っぽく、そしてと～っても女らしくなっていて
彼女の過ごして来たここ数年がどんな意味を持っていたのか、
どれほどの強さや勇気を彼女に与えたのか・・・と考えてしまい、
私は感無量でした。
（意味の分かんない書き方でゴメンナサイ）
たった2時間弱の、この心豊かになれた散歩。
ナオちゃんから「借景」について素敵なお話も聞けました。
これも私の好きな花、スノーボール。もう時期も終りのようです。
紫陽花、小手毬などのように、小さな花がいっぱり寄り集まった花が好きです。
この日二人の目で見た、この忘れられない光景を
その感動のまま、上手くカメラに収めたかったけれど
自分の思うように撮れなかったのがちょっと残念。。。
でも確かに私とナオちゃんの目に、記憶に、焼きついて残っているはず。
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ナオちゃんが三沢を発つ前に、
（先日も行ったけど）また 農園カフェ でランチを取りました。
この辺りの地方で採れる山菜”みず”のおひたしや、
カブと豆腐の煮付け、春雨の酢の物、
サラダには今が旬のフキや
スイスチャドの葉が入っていたり、とっても美味しい。
サバの唐揚げにはナス、パプリカの素揚げと
大根おろしが乗ってます。
長いものカシス漬けが前回同様、私のお気に入り。
カシスの実（一個）が見えますか？
以前の日記では梅肉と書いていましたが、カシス漬けの間違いでした＊汗。
デザートにはミルクプリンとコーヒー。
かご盛り懐石はメニューが定期的に変わるので、
今度は何かな?!という楽しみにもなります。
まるで農家のお宅にお邪魔しているような感覚ですよ。
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楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、
ナオちゃんは帰って行きました。。。。
フロリダに住んでいる私と長野に住んでいるナオちゃん。
今度また会えるのはいつかな?!
ナオちゃん・・・キミがそこにいて、こうして私といたのが夢のようだったよ。
会いに来てくれて本当にありがとう。
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