がんばらないけど、あきらめない。

がんばらないけど、あきらめない。

よもぎ


中国では毒気、邪気を払う力があり、ヨモギを食べると、寿命が延びるといわれていた。秋に枝先に黄褐色の小さな花が多数咲く。
                    -キク科-

-薬効・効能-
漢方では、ほとんどの病気に利用されるほど、薬効の多い野草。
ミネラル・ビタミンが豊富で、整腸作用が大きく、便秘にもよい。臓器の機能を正常に保ち、公害物質や老廃物がたまらないよう体外に排出し、血液を浄化する効能がある。ホルモンのバランスを調節し、子宮の機能を活発にする。精油成分を豊富に含んでおり抗菌作用ですり傷、切り傷の止血や殺菌に効果がある。気管支炎などによる咳を止めたり、イボの治療にも効果がある。


-お料理に!-
アクが強いので、熱湯に重曹を入れよくゆでて、冷水にさらすとアクが抜け、強烈な香りが薄れるので、食べやすくなる。ゴマと相性がいいので、ゴマ和えやゴマ味噌和えなどにするとおいしい。また、ゆでたものを細かく切り、餅やだんごと混ぜたり、現在はパン生地に混ぜたパンも市販されてます。衣をつけて天ぷらにしてもおいしい。乾燥品も市販されている。


ヨモギの葉の裏に、灰白色の綿毛が密生して、この綿毛を乾燥させて、モグサとしてお灸に利用されている。日本にも邪気、毒気を払う考えは受け継がれており、3月3日の桃の節句の菱餅に草餅が利用され、5月5日の端午の節句には、菖蒲と一緒に、ヨモギを軒下につるす風習がのこっている地方もある。
古くから薬草、漢方としても利用され、草餅、草だんごは店頭でもよくみかけ、とても身近な食材ですね。



ヨモギはよもぎ風呂をはじめ、エキスを使ってヨモギローション・鍼灸(お灸)のもぐさ・お茶・草もち・天ぷらなど日本古来から様々な方法で親しまれてきました。キク科のヨモギは、漢方名で艾葉(がいよう)と呼ばれ、中国の文献によると、艾とは「疾(やまい)を艾する(病める)」の意味とされています。
薬草として、殺菌、保湿、食欲増進、胆汁分泌促進、止血などの作用があります。また、女性に多い様々な婦人病、貧血、冷え性、更年期障害や腹痛、胸やけ、下痢、便秘、血尿、痔などにも効果があると言われています。(ヨモギにはカロチン・クロロフィル・ビタミン・鉄分・カルシウムなど栄養分が多く含まれています。)
お風呂の入浴剤として使用すれば肩こり・疲労回復・冷え性・腰痛・リウマチ・痔・あせも・ひび・あかぎれなど様々な効能があり、まさに万能薬といえるでしょう。




© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: