発作的奈良・京都紀行。その３。
11/15(木）
今日も快晴。朝から全開！で暖かい。11月の気候じゃない(^-^;
目覚めすっきり！しかし問題は今日一日の行動計画だ(笑)。はっきり言ってどこ
へ行こうか考えぬままに、昨晩はぐっすり眠ってしまったのだ。さ～て、どうし
よう？？
とりあえず今回の旅の当初からの目的だった「奈良の橿原神宮に行って今年の厄
を払い落としてくる」は達成(多分）。あともう一つの「伏見稲荷大社に御札を
返しに行き来年のものをげっとする」はまだ未達成。で、とりあえず伏見稲荷ま
で行く事にして、宿を後にし、京都駅のコインロッカーに荷物を預ける。
JR奈良線は乗ってすぐに出発。いっそこのまま電車に揺られて宇治や黄檗あたり
に行きたくなるが、稲荷駅で下車。まだ人の少ない伏見稲荷の境内とずんずん歩
く。拝殿にお参りし、更にずんずん歩いて石段を登り、鮮やかな朱塗りの鳥居が
無数に連なる参道を行く。これはＴＶや写真でも有名な「千本鳥居」で、夏でも
ひんやりひっそりと涼やかで、ひたすら続くこの道を歩いて行くと厳かな気分に
なる。京都の寺社の中では３本指に入るくらい、私はこの神社を気に入っている。
稲荷山の麓、ほんの少し千本鳥居を抜けた所の奥社があって、そこで御札を返し
て、新しい御札をいただく。ここは全国各地にある稲荷神社の総本社で、商売繁
盛・金運成就の元締めだ。ここ数年続けて御札をいただいて飾っているが、お金
は儲からないなぁ。。でも、そんなに困らなくなった。ま、これでよしかな(笑)
奥社に抜ける最後の鳥居の上からネコの鳴き声が降ってきた。めちゃめちゃ大声
で、どう聞いても困っている声だ。見上げると美人なネコが一匹、二つの鳥居の
上に四足を踏ん張ってにゃ～にゃ～鳴いている。その下で、鳥居横の売店兼茶屋
のおばちゃんが「も～ちゃん！も～ちゃん、降りてらっしゃい！」と呼びかけて
いる。なんでも～ちゃん？と思ったら、このネコちゃん、真っ白な地に大きめな
黒ブチがあって、ホルスタインみたいだから「も～ちゃん」なんだそうだ。。
う～む。。。この子は私が御札を買っている間に下りてきて、それでも大声で鳴
き続けている。きっとこの境内一帯が縄張りなのだろう。羨ましい限り。境内に
は野良ネコも多数。好きな所で昼寝したり、毛繕いしたり。。いいやねぇ～。
この勝手気ままなネコ達にカメラを向けてる女性旅行者も多い。しかもこのネコ
達、カメラ向けられると意識的にか無意識にか？ちゃんとポーズを取っている。
むむむ。。。やるなぁ。
参道を冷やかしつつ、好物の切山椒を買う。スズメの姿焼は時間が早かったせい
か、まだ並べられていなかった。ここのスズメやウズラの姿焼は確かに見た目は
グロいし怖いけど味は絶品！本当に美味い。機会があったら是非トライしてみて
欲しい。目をつぶって口に入れれば、良く焼けた香ばしい骨格がパリパリと大変
クリスピー。滋味である。
そのままJRの駅を抜け、京阪電鉄伏見稲荷駅へ。朝、京都市内やその周辺のバス
・電車等の路線図を見ながら「そ～言えば、伏見稲荷には京阪が通ってたよ！」
と初めて気付いた。参道に近いのでいつもJRを使っていたためだ。
てくてくと、切山椒をつまみながら歩く。流石に稲荷神社の総本社をいただく街
だけあって、稲荷寿司を売るお店が多い。
そしてある野望を発作的に抱き、出町柳駅行きを決意。電車に乗る。
さて、その野望とは。。。。。(その４。に続く）
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