あっという間の・・・

あっという間の・・・

私が結婚を決めるまで(2)


ほぼ毎日、彼の家にお泊まりしに行っていた。
実家に戻る時も彼と一緒に帰ることが多かった。

ある日、久しぶりに実家に1人で帰ったとき、
「そんなに彼と一緒にいたいなら、
同棲なり結婚なり、ちゃんとした形を取りなさい」
と言われた。
気が早い上に、何を言い出すんだお母さん??
と言った感じだった。

私は、彼が私と真剣に付き合っているのか確かめたかったので、
母に言われたことを、冗談っぽく彼に伝えた。
真剣に伝えるべきだったが、拒絶されるのが恐くて
冗談まじりに言うのが精一杯だった。

しかし、彼の返事は、意外にも・・・
結婚前提で付き合っていくってことを
しっかりご両親に話さないとね
ということだった。

びっくりした。9割、重荷に思われると思っていたから。

だって、結婚だよ。
ずっと、ふたりで生きてくってことだよ?!
付き合って1カ月の女と結婚前提に付き合ってくれるの??

今まで、付き合ってきた人達と、
確かに彼は、全然違う。
歳の差のせいもあるんだろうけど、
包容力がある。
付き合った当初から、
いつか結婚するなら、
この人がいいなと漠然と思ってはいた。
でも、急ぐ気はまったくなかった。


が、

2004年12月31日、
「結婚しよう」
彼から、ちゃんとしたプロポーズの言葉を貰った。

彼と出会うまで、
30歳まで結婚はしないと思っていた。

けれど、この人だっていう人に出会ったら、
そんな自分の人生計画はどこかに消えてしまったようだ。






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