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2006.09.22

最近ホテルの予約状況を見ていると、どうも禁煙部屋の方が早く埋まってゆきます。

私が入社した3年半前は、2：1と喫煙部屋が多く、実際需要も多かった。稼働率が今ほど良くは無かったから、1/3用意していた禁煙部屋も灰皿をお渡しして喫煙として販売する事もありました。

それが、2年半前の客室改装を機に禁煙と喫煙をちょうど半々に設定、例えお断りされる事になっても、決して禁煙部屋を喫煙客に販売しない事に。同じく社長決定で、ロビーと会議室からも灰皿を撤去しました。

ロビーはあまり広くない為、一度に5人ほど喫煙されれば煙が充満しましたから、タバコを吸わないMeiにとってロビーの禁煙はありがたかったです♪　

禁煙室を喫煙者に融通しなくなる事にも大賛成。（当然消臭剤を散布はしますが、やっぱり翌日泊まってくれる禁煙客に申し訳無いと心底思っていたので）

ただ、客室禁煙比を5割りまで上げてしまうのは如何なものかと。。。

実は話し合って何とかの5割。社長は最初、いきなり全部屋禁煙にすると言い出しましたから（爆）。

確かに全部屋禁煙にしてしまいたい社長のお気持ちは、良く分ります。

第一に、臭いと掃除ですよね。それぞれの部屋の壁紙とエアコンカバー＆フィルターの汚れを定期的にチェックしていれば一目瞭然、喫煙室の方が数倍早く汚れて行きます。

『海外で喫煙できるホテルなんてないわよ？』

それは、物凄くそうですよね～。

『日本人喫煙率は先進国中一番高い。マナーも悪い』

それも、仰る通りかもしれませんね～。日本の良くない点について外国人、もしくは海外生活の長い日本人とお話しすると大体、喫煙者のマナーの悪さと、禁煙空間が徹底されていない点に触れます。実際西洋人はもちろん、香港・台湾・韓国・東南アジア人も、海外からのお客様はほぼ100％禁煙をご希望。と言うか、初来日の方にとっては喫煙設定がある自体驚きだったり（笑）。

でもその時点では、自分達のホテルの客層にはまだまだ喫煙者が多い感覚。海外のお話も理想やけど、現実/現場も見てくれないとなぁ～。

所が、万博開催と同時にお客様も客室を選んでいられない状態となりました。もちろん万博（家族連れ）へ向けての禁煙増室でもありましたが、まさかああまで客室不足になるとは！

とにかく狂想曲に流されて、増えた禁煙室にお客様が喜んでくれたかどうか全然分らない（笑）。

騒動のおさまる今年以降が勝負と思っていた結果が、冒頭の通り。

喫煙希望者をお断りし続けても、9月の稼働率で99％。ありがたすぎます。

正確に統計を取ってはいないけれど、どうやら世間の禁煙者が増えた訳では無く、

●相変わらず名古屋は客室不足
●早くから予約をされる方（インターネット予約客）に、禁煙者が多い

等が要因と考えています。

逆に直前予約（飛び込み客）には喫煙者の方が多い為、当日まで禁煙室を売り渋っていると、うっかり一部屋二部屋残してしまう事ありなので要注意。

禁煙のお客様は、静かで行儀の良い方が多い。

Mei

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